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花ちゃん日和  作者: 小花
3/4

お客さんたち

今日も花ちゃんは、お留守番。

今朝もお兄さんはいつも通り、お姉さんはバタバタ出かけて行った。


今日はなんだかお客さんの多い日だったの。

いんたーほんって名前の子が玄関の方で鳴くから、お客さんってわかるんだけど。

いんたーほん、お姉さんたちがいないの気づいてないみたいで、毎回呼ぶから、困っちゃった。

次からは、ちゃんと出かける時は出かけるって、いんたーほんに教えてから、出かけてもらわなきゃ!



それでね、今日のお客さん。

1回目は、お姉さんが出かけて少ししたら…


「ぴんぽーん」

いんたーほんの鳴き声、何回聞いても変わってるよね。なかなか聞きなれないなぁ。


「ぴんぽーん」

花ちゃんがすぐ反応しないでいたら、もう1回。


「お姉さんもお兄さんも留守だよー」

教えてあげたら、静かになったの。


でね、お兄さんとお姉さん帰ってきたら、お客さんのこと伝えないとだから、窓際のそふぁっていうもふもふによじ登って外見てみたの。


白い毛色のにんげんのおばさんが2人。なんか紙の束持って離れてった。

そのままお隣さん家のドアのとこ行って、そしたらお隣さんのいんたーほんが、ちょっと早口に「ぴんぽんぴんぽん」ってお家の人呼んでた。

お隣さんのいんたーほんは、うちのいんたーほんより、せっかちみたいね。


あのおばさん達は、一軒一軒お家まわってるのかな?なんだろーね。花ちゃんにはよく分からなかったよ。



次に来たのは、四角い箱持ったお兄さん。


「ぴんぽーん」

さっきもご主人様たちいないよって教えてあげたのに、いんたーほんったら、物覚え悪いんだから…。

お昼寝の邪魔されて、ちょびっと不機嫌だったけど、留守を任されてるんだから、しっかり確認しなくちゃね!


ドアの外にいたのは、緑っぽい服のお兄さん。にんげんの毛色は茶色。

前足に小さい箱持ってた。それで、お兄さんの後ろには、銀色のピカピカしたでっかい四角い箱があって、絵が描いてあるの。

花ちゃん、あれ見た事あるよ!前にお姉さんがたくはいびんって呼んでた。

たくはいびんって、お姉さんに箱持ってくる人なんだって!

だから、あの箱もお姉さんに渡すものなのかな?



最後はね、花ちゃんの知ってる人だったの。

お昼寝から目が覚めて、よく寝たな〜って伸びしてたら、またいんたーほんの鳴き声したの。


窓から覗いたらね、お姉さんのおかーさんって人だったの!

おかーさんもお姉さんと同じにんげんで、黒にちょっと白が混じった毛色。ちょっと近所のシェルティのおじさんと似た色だったよ。


「お姉さん、まだ帰ってないよー」

って、窓から教えてあげたら、花ちゃんに気づいてくれて、ニコニコ手を振ってくれちゃった。

ちょっと嬉しかったなぁ。


花ちゃんも尻尾フリフリし返したら、「また来るねー」だって!

お姉さんに伝言頼まれちゃった。



お兄さんとお姉さんが帰ってきたら、お客さんのこと、報告するんだ!

褒めてもらえるかなー?

あ、カギの音だ!てことで、今日の日記はこれでおしまい!

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