表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
花ちゃん日和  作者: 小花
1/4

初めまして!

皆さん、初めまして。

わたしの名前は花ちゃん、ミニチュアダックスとトイプードルのハーフの生まれの1歳なのです。


これは、ご主人様のお世話で忙しい毎日を記録しとこうと思って始めた日記。

ご主人様たちには内緒なの。だって、きっとご主人様たちの愚痴も書いちゃうから、絶対見せられないよ。



さて、花ちゃんの生活をお話するのに、説明が必要不可欠な存在がご主人様たち。


まずは、その1。いつ見てもぼーっと座ってるか、布団にくるまってるか…のお姉さん!

にんげんって種類の超大型犬らしい。

にんげんには、おしごとって言うのがあって、朝出かけて夕方帰ってくるのが日課になってるみたい。

けど、1日中ぼーっとしてる時もあるから、ちょっとよくわかんない。


次に、その2。こっちも超大型犬のにんげんの、お散歩好きのお兄さん!

こっちは、ほとんど家にいなくて、朝出かけて夜、花ちゃんがご飯食べてると帰ってくる。

やっぱりおしごとってやつのせいらしい。時々帰ってこなかったり、やっぱり1日中お家にいることもある。


それでもって、どっちも帰ってくると、ぴかぴか光る小さい四角い板…すまほって呼んでた…を持って、ぼーっとしてるから、夜寝る用意をさせるのが大変なのだ。


あ、そうそう、ちなみにお姉さんがゆうこで、お兄さんがゆうたって名前だって。紛らわしいったらないよ!



さてさて、今朝もお姉さんは、お寝坊さん。そろそろ起こしてやらないと!


とけいっていう、変な丸いのの棒が、上に1本と、折れた枝みたいなこういう(7)印のとこに来ると、花ちゃんのご飯の時間なの。


だから、まずはベッドに乗って、お姉さんの顔の上のもふもふをどかして、


「起きろー」


それでも起きないから、もふもふを更に引っ張ると、モゾモゾしだすから、一気にお姉さんのお腹まで、ぐいーっ…


「さむい〜」

なんて言っても、ダメなんだから!!


まだモゾモゾしてる時は、最後の手段だ!

お顔ペロペロ攻撃!


「やめてー。わかったわかった。起きるから〜」


ふぅ、これで朝1番の任務は完了。

ご褒美のご飯だ!



ご飯で一息ついたら、次はお姉さんのおしごとの用意。

これがまたなかなか動かないから、大変なのだ。

今度は、とけいがボーロ2個みたいなマークのとこに棒が来たら、出かけるのに、いつもギリギリまでぼーっと四角い板眺めてるから。

まずは、膝を足でぽんぽんってするんだけど…


「なになに?花ちゃん、だっこ〜?」

って、大抵膝の上に乗っけられる…


「ちがーう!!」

抗議の犬パンチをお見舞いしてやる!けど、あんまりダメージ入らない。うぬぬ…


次は、お姉さんのおしごとぎってのが、吊り下がってるらっくから、手当たり次第ならぬ口当たり次第に、おしごとぎを持ってくる。


「こら」

けど、何故か怒られる。何故…花ちゃんはお手伝いしてるのに…。


仕方ないから、今度はとけいの下でどうしようもないお姉さんを呼ぶ。


「じかんじかん!はやくー」


やっぱりこらって怒られたけど、やっと気づいたみたい。

ほんとに世話の焼けるご主人様だ。


そんなこんなで今朝もバタバタしながら、準備ができたらしいお姉さん。

パリッとした黒い服を着て、ちょっとカッコイイ!


「花ちゃん、寂しい〜。仕事行きたくないよ〜」

と、しがみついてくる。

毎度のことだから、うんうんって適当にあしらっておく。

見た目だけはカッコイイのになぁ。



早く帰ってくるからねっ、待っててねって言いながら、お姉さんが出かけると、花ちゃんの気ままな1人時間だ!


やっとのんびりできる。

毎日、花ちゃんの朝は、こんな感じに始まるの。

というところで、今日の日記はここまで。

次はご主人様その2のことを書こうかなー?

すまほとか、おしごととか、とけいとか、らっくとか、花ちゃんがよくわからなそうだな、と思ったものはひらがな表記にしています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 花ちゃんがご主人様のお姉さんを想いやり、一生懸命なところが良かったです。 [気になる点] ちなみに犬の視点では、人間は超大型犬に見えるんですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ