『人間』を綺麗事で済ませる気は毛頭ない
何せ『人間』な訳だし……
魔物至上主義の執筆者だって人間ですから、物語の人間同士がなんの疑いも持たずに、打算も思惑もなく一丸になれるなんて到底思えない。
それが人間であり、人間の限界なのだろうと個人的に思っている。
そうでなければ人間が犯罪など起こすことはないのだから……
綺麗事や理想論で人間を書けやしない。
全ての人間御都合主義の物語は『勝てば官軍』。
悪い事をすればバチが当たる……という道徳概念があるとは思えないほど欲望垂れ流しとか目も当てられない。
今の流行りなのだろうけど……特になろうでの……
現在、書籍版オーバーロード1巻を読んでいる最中なのだが、やはり微妙である。
引っ掛かりを思えながらもweb版の現在公開されている話数は読み終えて、少しばかりオバロアンチ入ったので、内容が変更されているという書籍版に多少の期待もあったのだが、うーん……と言った感じというか、1巻の時点では期待はずれ……
そもそも転生したらスライムだった件アンチな自分なので、オーバーロードもまた受け付けないものがあるのは仕方が無いのかもしれない。
転スラの糞リムルもオバロのアインズも魔物の皮を被った人間。
偽物なのである。
ホント、虫唾が走る。
リトルデヴィルの放浪譚で人間を書くは好きではない。
転スラアンチが基本概念の物語である以上、必要なので書くけど……
やはりリトルデヴィルやスライム、魔物達を書いているの方が楽しい。
それでも自分は人間なので、少しくらいは人間に何らかの道が残せたらとは思っているが……どうしたものやら……
いろいろと複雑すぎて、リトルデヴィルの放浪譚の人類側がプロット以上に悲惨な目に合いそうだが、まぁその時はその時である。