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獣②

 言わばこれは第二ラウンド。極めて長い第一ラウンドを経て、ゴング代わりの咆哮を共に打ち上げた両者は風雪の層を突き破り真正面から衝突する。


「ガルルゥッ!」

「ああッ!」


 銀の斬撃と獣の爪撃が交わり火花を散らす。

 ぶつかり合った互いの初撃は獣に軍配が上がった。

 死力を振り絞った獣の一撃が完全に獏の想定の上を行き、斬撃を弾いた鋭爪が肩まで伸びる長い爪痕を残した。


「づァッ!」


 食いしばった歯の隙間から掠れた声が零れる。腕はまだ繋がっているが、燃える様な激痛に反射的に目じりに涙が浮かんだ。

 思わず後退りそうになる足に力を込める。もうすでに獏に後退という道は残されていない。

 例え現実に比べて高性能な身体であっても、体力は決して無限ではないのだ。

 限界は近い。終わりは着実に目の前まで迫っている。


 だがそれは獣とて同じ。

 初めに比べて明らかに精細を欠いた獏の動きで獣に食らいつけているのがその証明。


「ふうッー!」


 吐き出した息は血の匂いがした。

 突風吹きすさぶ雪世界で、舞い散る雪片、鮮血、火花を浴びた身体が躍る。

 戦意とは炎のような物。熱を帯びた視界に映る世界は白銀の世界にあるまじき、赤々と燃え上がる姿。


「……はッ」


 気付けば獏は笑っていた。

 獰猛な獣を思わせる表情で。


 力では勝てない、防御でも負けている。総合力何て比べるまでもなく、勝っている部分は恐らく一つしかない。

 だがその唯一勝っている速さを武器に右へ左へ身体を揺らし、時に地を這うような姿勢で、銀の刃が獣の肉体を切り刻む。


「ガァッ! グルルゥアァッッ!」


 縦に割れた真紅の双眸が苛立ちを乗せた咆哮と共に叩きつけられる。腹立たしいと告げるその眼を、獏は笑って睨み返す。

 初めて刃を交わした時とはまるで違う感情を宿した紅い双眸。

 遥か格下の獲物ではなく、殺すべき敵として獏を見ている。


 その変化に獣は気付かない。この獣に取って少年は初めから厄介な敵だったのだから。

 繰り返す世界の記憶を唯一持つ獏だけが知っている事実。

 初めて見た時は敵わないと、遥か高見かと思われた獣の立つ頂。そこへ獏は踏み込んでいた。


「ふッ!」

「ガッルルァアア!」


 少年へと迫り行くのは須らく、命を脅かす必殺。暗い奈落が口を開けて待ち構える上を、細い細い綱を頼りに彼は冷静に歩き続ける。


(死にたくない。負けたくない。負けられない。――――勝ちたい)


 死を経る事に蓄積していた『何か』が産声を上げた。現実で平凡に生きるだけでは決して生じなかった『飢え』。生を賭け勝利を渇望する咆哮。

 叫べ。力の限り。高らかと喉を嗄らし、命を燃やせ。

 燃え盛る闘志に最後の薪をくべた。

 思考が加速する。


「おおおおおッ!」


 咆哮と共に引いていた汗が再び噴き出す。火を付けられたように全身が熱い。ぶつかり合う剣と爪が火花を生み、増えていく全身の傷からは血の粒が流れ落ちた。


 限界だと胸中で零した弱音が掠れて消える。雪の降る静けさの中を殺気が錯綜する。思考に段々と空白が生じ、目の奥で瞬く光。記憶の辻褄が合わなくなっていく。意識が覚醒と気絶を繰り返す。


 ドロリと何かが零れ落ちた。鼻から溢れ唇に触れた真っ赤な雫。

 鉄臭い、命の味が途切れそうになった意識を繋ぎ止めた。


「~~~~~~ッッ!」


 もう獏にはこれしか残されていない。前に進み続ける道しか。

 胴体を掠めていくのは、風雪を鮮やかに切り捨てる歪な爪。辛うじて躱す事が出来たのは爪だけだった。そこから産み落とされた凶悪な烈風が身体を叩く。


「あ゛ア゛ッ!」

「ガァアアッ!」


 積もった雪をまき散らしながら獣の攻撃が迫る。まともに直撃すれば間違いなくその身を貫く死の一撃。

 流れる動作で獏は剣を盾に見立て前方へ構えた。


 この体制では受けきる事は出来ない。だから受ける事はしない。

 獣が穿つ渾身の一撃から生じるのは、吹き荒れる猛吹雪をも飲み込む暴風。

 肉も骨も容易く両断する爪を強引に弾くように剣の腹をぶつけた。

 雪に混じって火花が散る。信じられない衝撃に、全身の骨が軋む異音が響く。


「くッぁあ!」


 当然の事ではあるが剣は盾として使える様には作られていない。ショートソードであれば尚更だ。

 掠めた獣の爪は獏の腕を容易く裂き、迸る鮮血に真白の雪が侵食されていく。


 だが、獏の身体は五体満足で雪の上に立って居た。力任せにずらした爪撃の軌道。勝ったのは獏の方だ。

 がら空きで目の前に広がる道。僅か一歩の、遥かに遠い距離の向こう側で、こちらを見つめる獣の双眸と視線がぶつかった。


(――――)


 直後。

 頭の中でがちりと何かが噛み合う音がした。


 かっぴらいた目に映る光景がやけに遅い。吹雪の騒音も獣の咆哮も、ともすれば自身の心音すらどこか遠い。

 額から口元へ流れ落ちたのは汗か、血か。味覚も壊れてしまったのか分からない。


 おかしな感覚だった。映る世界の全てがスローモーションに見えた。降り積もる雪片一つ一つの違いすら理解出来た。

 そして分かった事はもう一つ。


 知っている(、、、、、)。この先を知っている。


 確信があった。ほんの数秒、動作にして僅か一手。

 だが間違いなくこの瞬間、獏は未来を予知する事が出来た。


 獣の頭部まで開かれた道。前へと踏み出し、剣を振るえば首を落とせそうだ。

 だがそこで手痛い反撃を喰らう事になる。

 知っている。分かっている。


 獣の動きが。今獏が置かれた状況が、いつかの夢と重なった。


(――――……)


 無力な人間が獣に打ち勝つために用意された、やり直すという力はやはり『チート』だ。

 普通に戦っても叶わなかった。ずるをして、何度も繰り返して、漸くたった一度だけ刃が届く。


 命へと刃が届く。


 世界が加速した。

 速度を取り戻した世界の中で、獏の身体は脳裏で思い描く理想の動きを完璧にトレースした。意識がかつてない程クリアに染まる。

 

 獏が一歩を踏み出す。それはフェイント。

 釣られて待ち構えていたかのように獣は首を伸ばす。

 彼の動きに合わせて、少年は前ではなく後方へと跳んだ。


 肉を貪り食わんと牙を剥いた獣の大顎が噛み砕いたのは、冷たい雪片と虚空。


 驚愕に見開かれた獣の眼を見た。その眼を見て、獏ははっきりと宣言する。


「俺の勝ちだ」


 突き出された剣先が、ついに獣の額を貫いた。



◆ ◆ ◆



 脳髄を貫く刃の味を堪能する。苦く味わい深い、敗北の味。

 最後の最後まで、こんな結末を迎えるとは想像だにしなかった。今でも夢か何かではないかと自分を疑う声がある。


 その自分自身に投げかけた声を、彼ははっきり否定した。

 負けたのだ、矮小だと侮ったヒトに。ただの獲物の筈だった、そうでは無かったから負けた。


 驚きがある。怒りもある。だがそれ以上に安堵があった。


 これで漸く終われる。彼の全てを喰らった飢えから解放される。


 終わる。と同時に、彼にとっては始まりでもあった。

 本当の意味で彼が死ぬ事は無い。死は決して彼に干渉しない。

 全てを持ち越す事も出来る。今まではそうしてきた。だが今回はその選択を取る事は無い。


 次の自分にまでこの飢えを、狂気を、味わわせる訳にはいかない。


 雪に埋もれ、額を貫かれた獣の顔は穏やかだった。

 夜に囚われてから長きに渡る時を経て、彼は漸く安らぎを得たのだから。



◆ ◆ ◆ 



「お、おわっ、おおお……」


 終わった、その一言すら言えない程に体力を消耗していた。むしろ最後の一言、止めの言葉はよく綺麗に言い切れたもんだ。

 がくがくとどうしようもなく震える膝に手をついて、獏は早いリズムを刻む呼吸を何とか整えようと四苦八苦する。


 あそこでどもってたりしたら格好がつかないなんて話じゃない。獣だって嫌だろう。百パーセント枕元に現れる。殺した時点で枕元に現れる可能性が高いという話は華麗にスルー。


 限界何て遥か後方に置き去った戦闘。頭の中をぐるぐる回る熱い、苦しい、痛いの三重苦。

 全身に伸し掛かる異様な重さに潰れそうになる。何かをしようという気持ちは欠片も浮かばない。

 とにかく今は体力回復が最優先。ついに堪え切れなくなり、獏は崩れる様に雪中に尻もちをついた。


 少しでも酸素を取り込みたい。ヘルメットが今ほど邪魔に思った瞬間はない。だが外し方は分からず、もし分かったとしても腕を上げるのすら大変だ。


 不親切な装備に内心で悪態を吐きながら、大きく口を開いて必死に深呼吸を繰り返していた所で、不意にピカッと不自然な光が視界に飛び込んだ。


「えっ、ぜっはぁ……、なに……?」 


 疲れた頭をふらふらと動かして、光源へと目を向けた先にあったのは額を貫かれた獣の死体。

 激闘の末漸く打倒した獣が、何故だか全身をピカピカと輝かせ始めている。

 

「えええ……、ちょやめて。第二形態とか勘弁だぞ」


 漫画やゲームで良くあるお決まりのアレ。ボスが第二第三と強く変化していく演出は好きだが、実際にやられるとなると話は変わってくる。

 もう戦える力は残っていない。ぐったりと疲れ切った身体で、戦々恐々と死を意識しながら見つめる先、獣は一際大きく輝いた。


 眼球を貫く強烈な光に目を伏せる。意味は無いがヘルメットのごしにしばしばする目を叩いて、漸く視力を取り戻し始めた所で開く。


 光が収まるとそこにあった筈の茶色の体毛に覆われた獣の巨体は消え失せていた。周囲を赤く染め上げていた夥しい鮮血すらまるで見当たらない。

 鋼の剣は支えを失い転がって、だが確かにそこに獣の肉体はあったのだという証明に僅かにへこんだ積雪。


 その中央に居た一匹の生物と目があった。

 くりっとしたあどけない紅色の瞳。へっへっと息を切りながら見え隠れする赤い舌。短い手足の裏に付いた柔らかそうな肉球。見るだけで分かるふわっふわな茶色の短毛は、小さな両耳の先端まで生え揃っている。


「がうっ!」

「はあ?」


 ふるふると頭をふって元気よく吼える愛らしい姿の小さな『獣』。

 獏は意味が分からず、ただただ首を傾げた。






 依然止む気配のない雪の中、一人と一匹が視線を交わす無言の時間は続いていた。


(なんだこれ。ちっさくなった? 見た目、危険は無さそうだけど……)


 ただ見つめていても状況が変わる事は無さそうだ。小さな獣はじっと獏を見つめているが、何かをしようという気配はない。

 恐る恐る手を伸ばす。

 見た目に惑わされず、もし危険を感じたら即刺し殺してやると剣を片手に、獏はぴんと立てた指先で獣の眉間を突っついた。


 獣はかわいらしく瞳を細め、くすぐったそうに身を捩る。


「ふむ……」


 とても愛いではないか。張り詰めていた頬が緩む。獣の死体が消え、現れた新たな獣。絶対に無関係ではない筈だが、取り敢えず危害はなさそうな気がする。

 そう言えば茜が子犬を買いたがっていたななんて考えながら、獏はショートソードを投げ置き両手で子犬のような小動物を抱え上げた。


 真っすぐに真ん丸な紅い瞳と目を合わす。

 直後の出来事。今までの愛らしい姿から一転、小さな獣は突然両目を上に向け、へっと短く鼻を鳴らす酷く人間臭い馬鹿にした仕草で笑い。

 ぶるり、と僅かに身体を震わせる。


 ちょろちょろ、と。

 股の間から迸る何かが獏の身体に降りかかった。


「ふむ……」


 表情がすっかり抜け落ちた顔で、彼は大仰に頷いた。両手で持っていた獣を無言でその場に落とす。

 暖かい気持ちで溢れていた心の中は、一転、まるでこの世界と同じような冷たい吹雪が吹き荒れている。


「こいつぅ~っ! 絶対あの獣だわ! 目を見たらわかる! 間違いないねっ!」


 落とされた獣は難なく着地を決め、面倒くさそうに後ろを向いてげしげしと雪を足でかけてくる。

 危険はなさそうという直感は間違ってないだろう。だが可愛らしいなんて感想は銀河の彼方へ吹っ飛んだ。


「お前なんか知るか! ぺっ! じゃあなっ!」


 獏の命を何度も奪い、死闘を繰り広げた獣は死んだ。獏が殺した。殺したという事実に対しての抵抗はない。むしろ強敵に打ち勝ったのだという達成感や誇らしさがあるくらいだ。そもそも夢の中の出来事について、抵抗を覚える方がおかしいのだろう。


 ともかくこの小さな獣は獏が殺した獣の生まれ変わりの様なものなのかもしれない。

 とはいえ確信があっての事では無いし、流石に小を引っ掻けられ、雪を足蹴にされた程度で殺意は湧かない。


 戦いは終わった。体力も少しばかり回復した気がする。だったら直ぐに行動を開始するべきだ。

 時間が無い、急がなくてはならない理由がある。

 獏はさっさと獣に背を向け歩き始める。今までの夢では踏み入れた事のない、吹雪の奥へと慎重に。


 獣は何も言わず、遠のく背中を見送った。


 



 ざくざくと新雪が靴の裏で潰れていく。どれだけ歩いたのか分からない。さらに勢いを増していく吹雪に、流石に歩く事が困難になり始めた頃。


「おお……」


 それは現れた。吹雪の向こう側に姿を現したのは、息を飲むほど巨大な『門』。

 獏の視界に映る門の全長はゆうに十五メートルを超え、吹雪に遮られ全容を見通せない。


「しかし、まいったな」


 恐らく鋼鉄で作られているであろう巨大な門は、一目で人一人の手で開け閉めできる物ではないと分かる。

 それが閉まっている。彼は重苦しいため息を吐いた。


 重たい身体を門の前まで引き摺り、冷たい鋼の塊に拳を当てる。

 とてもではないがこれを開ける事は出来そうもない。


「お?」


 が、門の向こう側を諦めるのは早かったようだ。近づくまでは気が付かなかったが、この門には綻びがある。相対的に見れば小さな、しかし獏からしてみれば十分潜り込める大きさの亀裂。


 運がいい。この鋼の門が作られた当初と変わらず健在であれば、門の向こう側を拝む事は出来なかったに違いない。


「よっこいせっと……おわっ!」


 早速亀裂へと身体を滑り込ませたのはいいが、上手く足が動かず、足首を引っかけあっさりと転倒。つんのめりながら積雪の中へとダイブした。


 瞬間。世界から、音が消失する。


 一瞬自分の死を疑う程突然に、あれだけがなり立てていた暴風は静寂に飲み込まれた。


「なにが――」


 急すぎる環境の変化に、獏は目を白黒させながら顔を上げる。

 そこで彼は目にする事になる。まるで神話の中に登場するような絢爛な城を。


 あれだけ止む気配を見せなかった吹雪はピタリと姿を潜め、顔を振り上げた先にあるのは墨をたらした漆黒の夜空。散りばめられた宝石の如き星々を飲み込む真円の月は、今やなじみ深い鮮血と同じ色をしている。


 その下に聳える雄大な城は、真紅の月明りを一身に浴びまるで血に染まっているように見えた。

 底冷えする不気味さを携えながら、見ていると何故か美しいと思える幻想的な光景。言葉を吐く事も忘れ、ただただ圧倒される。

 雲一つない月夜の下で流れる静謐なひと時。身じろぎ一つせず彼は見上げ続けた。


(見つけた……)


 長かったというべきか、存外近かったというべきか。探していた城は、きっとここで間違いない。

 まだ謎は残っている。それでも確かに前進したのだという確信と、悪夢の終わりを垣間見れた気がして獏の頬が僅かに緩む。


 出来ればこの先を、城の中には何があるのか、何か待ち受けているのかを確認しておきたい。

 だがそれは難しいだろう。時間切れだ。


 大きくゆっくりと呼吸を繰り返しながら、赤みがかった雪に顔を埋める。素肌に触れた訳でもないのに、錯覚の冷たさを覚え頬がほころんだ。

 全身が鉛のように重い。ずぶずぶと底なし沼に沈んでいく。分かっているのに、立ち上がる事はおろかもがく事すらできない。

 

「あ゛ー……、まあ……。血、流し過ぎだよなあ……」


 振り向けばここまで伸びる血で出来た真っ赤な線が見える筈だ。

 獣との戦闘で全身に浅くは無い傷を負った。手当何て出来ず、血を垂れ流し続けたのだ。この結末は妥当だろう。

 

 気合で朦朧とする意識を引っ張り、ここまでやって来た。

 目的の城を見つけた事で、緊張の糸が切れたようだ。あっさりと全身から力が失われる。


 どうする事も出来ない。

 暗く、紅い、闇が目前まで迫る。

 肺の空気をすべて吐き出すようにたっぷりと時間を掛けて息を吐いて、次に空気を吸う事は無かった。


 不気味で幻想的な夜空の下、雪に埋もれて獏は死んだ。

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