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憧れはシンデレラの王子様なのに私は白雪姫?  作者: 本庄梓
小早川シンデレラ
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えぇ…全く良い奴にには見えないよ


私を見る目が『迷惑』『不振』『面倒』って言ってるもん


「有り難う…」


でもそんな視線には負けないわ


せっかく小人の家…行かなきゃ損だもんね!





「どうぞ、何も無いですが…」


イルーナ君達に案内されたのはまさに小人の家って感じ!


木で造られた可愛いお家

扉を少し前屈みになりながら入って中を見渡すと、テーブルの周りには7つの椅子


少し奥には7つのベット


台所らしき場所も有る!


うわー!まさに絵本のままの部屋だ…どこかのテーマパークの世界だよ!


近代的な物は何も無い、全てが手作りの物ばかり


「お姉さん、名前は?」


取り合えず私はベットに座らせて貰うと皆が囲む様に私を見る


ナナセだけは少し離れた所に居るけど…



「えっと…」



これはどうやって答えるべき?


名前は白雪だけど……ここで白雪なんて名乗ったらヤバくない?


まだ居ないけど、本物の白雪姫がこの子達と出会った時に白雪姫が2人居たらおかしいし


明らかに私は偽物だし…


「名前もわからないの?」



女の子が泣きそうになりながら私を見つめてくる


うぅ…凄く罪悪感…!


「小石川……小石川って言います…」


間違ってないもんね!


私の名前は小石川白雪だ!


22年間付き合ってる名前

嘘はついてない!


「コイシカワ?」


「うん……覚えてるのはそれくらいかな……」



イルーナ君が首を傾けてる



うーん……


ここで白雪姫になっちゃうのも有りなんだけど…


なんて言うか…なるならお城の段階でお姫様として…って言うか私の本命は白雪姫の王子様じゃないんだよなぁ


「じゃあ…コイお姉さんって呼ぶわ、その方が呼びやすいし」


「そうだね、サーシャ!それが良い」



「でしょ、シーク」



女の子の名前はサーシャちゃん



で…青い服の男の子はシークね



「おい!コイ、後は本当に何も覚えて無いのかよ?」


「ナナセ!口が悪すぎだ、ごめんね?コイお姉さん」



「ううん…有り難う、えっと貴方は名前…」


「俺はロック、この中じゃ一番力持ちなんだ!」


「僕はゴメス~宜しくね?」


ナナセの発言を無視して私は小人達の名前を把握した


紫の子がロックで、水色の子がゴメス



で……



「エヘヘ……」


「えっと…名前教えてくれる?」



ピンクの服を着た子はそう言えば会ってから1回も会話…と言うか話し掛けられて無かった


こんなに目立つ色なのに!



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