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そんな事は童話に書かれて無いけど居るのだろう…じゃないとコイツは本当に適当な奴で済ませるはず
「まぁ、そうだな…姫くらい連れて帰らないと…」
「いい加減な癖にソコだけは真面目ね」
引っ掛かるのは凄く姫を城に連れて帰るって必死な所なんだよね…
「…俺は正室の子供じゃないんだ」
いきなり雲行きが怪しい台詞をぶっこんできたよ?
それからカインは自分の事を話してくれた。
なんでそんな生い立ちの話になってしまったのだろうと思いつつ他所様の家庭事情を聞いて良いものか考えたけど話すカイン切なそうで…私はただ聞くしか出来なかった。
カインは後妻の子供らしく前のお妃様が病気で亡くなって迎えた妃の王子。
だから第一王子とは腹違いの兄弟らしい。
その第一王子は、かなり優秀らしく勉学も武術も全く敵わなくて周りから色々比べられたけど、お兄さんは性格も良くカインに凄く優しかった
そのお兄さんが戦に行ってて今ノクターンは劣勢状態…自分も行こうとしたけど『お前が行っても何も変わらない』と王に言われた時に予言の姫の話が出たらしい。
『運命の姫がノクターンの女神になる』とか言われてカインは姫探しに出た
「たからどうしても連れて帰らないといけない…」
「…好きでもないのに…国の…お兄さんの為?」
明らかに父親より大好きなお兄さんの為に姫を探してるんだ…
「勿論国の為が一番だけど…好きでも無いとか言うけど王子だし結婚に好きも嫌いも無いだろ?国の為にするのが当たり前だし」
「そう…」
王族の政略結婚は当たり前だと思うけど…やっぱりメルヘンな世界は夢たっぷり!だけじゃないのかぁ…うぅ…知りたくない裏事情がこの世界に来てから増えてくな
「コイの世界は違うのか?」
「え?」
「だから結婚は好きとか関係あるのか?」
「当たり前よっ!」
「へぇ」
「へぇ…って…」
駄目だ、いくらここで私が反論しても住んでた世界が違う
コイツの脳では理解して貰えないのはわかってる。
「確かに家の家柄とかでまだ古いしきたりでは有るかも知れないよ?外国とか…でも一般的じゃないの…キスだって……アンタが言う接吻も好きな人同士が基本の世の中で生きて来たのよ」
「だから俺は殴られたのかよ…あれ?でも2回目は接吻してねーのに」




