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憧れはシンデレラの王子様なのに私は白雪姫?  作者: 本庄梓
魅惑の白雪姫
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7

「王は今、血眼になって姫を探してる。兵士の数も最近増えたって噂だし」



「でも探してるのは継母だって前…」


継母の白雪姫に対する美への嫉妬で白雪姫は命を狙われてる筈…その辺は私の世界の話と一緒だったよね?


「最初はそう聞いてだけど詳しく聞いたら権力とか城に関する事は継母に譲って王座を退いた王だけど姫に関しては別らしい」



「別?」



「勿論、継母も姫を探してる。でもその2人の目的は違うのよ。継母は命を狙ってるけど王は生きて連れて帰る様にと」


「それは父親だから当然じゃないの?」


サーシャちゃんと私のやり取りをカインは面白く無さそうに聞いてる…ナナセは内容がもうついていけない感じ

勿論そんな奴は放置


「そうなんだけど城に出入りしてる人達が何度も目撃してるの」



「何を?」



「毎夜と言わず朝も昼も王が姫を部屋に呼びつけたり…姫の部屋に行ってる所を」



「もういいっ!」



ドンっと響く音がして目の前の食器が揺れる


犯人は隣のカイン


カインはそのまま立って家を出て行く



「ちょっと、カイン!」



「金貨王子も森で沢山聞いてる筈だわ、もっとマニアックな話とか」


カインが出て行った扉を見つめてるとサーシャちゃんが言う



「どんなに予言の姫なら誰でもいいって考えでも…やっぱりお手つきされちゃってる女って考えるとねぇ…」



お手つきって…サーシャちゃん。

その可愛い姿に似合わないよ!


頭の中にまだ顔も知らない王と白雪姫の妄想が膨らむけど少し心配になりカインの後を追う


勿論サーシャちゃんのお手製の料理は素早く食べるとナナセに『食い意地が張ってる』と言われたのは聞き逃さなかった




「ちょっと、せっかくの料理が勿体ないじゃない」


カインは遠くに行ってなく裏の倉庫の前で馬の鬣を撫でてた


ムカつくけどその姿は絵になる


くそぅ…美形って何してても様になるんだなぁ…



「………」


「…私の顔見てガン無視しないでよ、聞こえてるでしょ?」



カインは私を見てプイッと顔を背けた


何よ、子供みたいに……ってそうだった。

まだ子供なんだよね。

こっちでは成人なのかも知れないがガッツリ皆未成年…。


夏の高校野球に出場出来ちゃう年齢だ。



「面倒だなぁって思っただけ…」



カインはポツリと言うけど私を見てはいない



「何が?」


『何が』なんて聞かなくてわかるが大人としてガン無視はしないので適当に返す


勿論返って来るののは『姫探し』って言葉だったけど

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