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憧れはシンデレラの王子様なのに私は白雪姫?  作者: 本庄梓
欲張りなシンデレラと貧欲な女の子
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28

レラは僕の乳母の娘で小さい時から知ってる間柄だ

今は主に白雪さんの侍女についている


「じゃあ…」


「僕はね、彼女が運命の相手だって今でも思ってるよ、だから彼女には1番幸せになって欲しいんだ」



「それをアリス王子が…」



「うん、彼女が望めばね?絶対に世界一幸せにするよ、でもまだ彼女は迷ってる…彼女が幸せになる選択肢は減らしたくない…後はカイン次第だ」


「……でも私は…」


「有り難うレラ。だからと言って好きでもない相手とは婚姻はしないし、王位も譲らないから」


「変わりましたねアリス…あっ、ごめんなさい!」


「気にしなくていいのに」



慌てて頭を下げるレラに苦笑する

小さい時はお互い普通に名前で呼びあってたのに

レラは名前が長いからって僕が短く呼んでる


「そういう訳にはいきません、アリス王子」


「相変わらず自分に厳しいね、2人だけの時は良いんだよ……シンデレラ」


「駄目です、それに私はレラが良いです」


「わかったよ、レラ」


そんな厳しい彼女にまた笑みが溢れる


シンデレラの王子様ね……。


「どうかしましたか?」


「いや、思い通りに物事は行かないなってね」


「諦めないで下さいね?」


「うん、そうだね」

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