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「コイお姉さんも一緒に来た方が良いわよ?大人の姿になると言う事は…今の服は破けるから……見たい?」
え!
まさか漫画みたい満月を見た狼状態になって服がビリビリになるの?
じゃあ此所に居たら…まずい。
「来たかも…っ…」
最初に飲んだシークとナナセが身体を抑えて苦しそう
「大丈夫です、変化してるだけですから、コイお姉さんはサーシャと行ってくれた方が僕達も安心です…見苦しい物を見せたくありませんから」
そう言うイルーナ君もニーチェを連れて個別の部屋に行こうとする
「……そうする、カインこの場は任せた、岡本さんも宜しくお願いします」
まだ生き返ってないカインの肩を労うみたいに叩いて岡本さんに頭を下げる
全く、女が要るのにちゃんと説明してから飲みなさいよね…あの2人は
「サーシャちゃん……大丈夫っ?」
部屋に行くとあの2人の様に身体を抑えてるサーシャちゃんがベットの上に居た
でもサーシャちゃんは毛布に身を包んでて服はもう脱いでる様子
「大丈夫…あの時と同じ感覚だからきっと直ぐ戻るわ……」
笑顔だけど凄く苦しそう…
継母め。解毒剤をくれたのは良いけどもっと改良しといてよ!
つか苦しい感じくらい無くせなかったのかな?
「……もう平気よ」
そんな事を考えてるといつもより少し低いけど艶っぽい声に反応して前を見ると大人の…正に素敵なナイスバディな女の子が目の前に居た
「サーシャちゃん?」
「はぁ…久しぶりに着るから何にしようかしら?」
私はサーシャちゃんから目が離せないくらいその姿に奪われてしまった…何が?って言われてもわからん!
だって…ベットから下りて毛布を剥いだサーシャちゃんは素肌…正に裸体
ボンキュンボンって感じのスタイルの良さ!
知ってたけどさ?
だけど少しカールした黄色いブロンドの髪がまた素敵!
白雪姫と劣らずな容姿だよ…あっ…何かカインの気持ちが解った様な気がする
こんな素敵な女の子…しかも歳が近いし
「コイお姉さん?どうしたの?」
「え…あ…サーシャちゃんが素敵過ぎて目を奪われてたよ」
嘘じゃないもの、本当だ
「嬉しいけど残念だわ~何で私は女なのかしら…男だったら絶対にコイお姉さんを落とすのに」
「……っ!」
私に近付いて妖しく微笑んで顎を指先で上げられる
思わず目を瞑りそうになってしまい持ち直す
もう落ちそうなんだけど!
「向こう行きましょうか?流石にもう変態らしい裸族は着替えに部屋に行ってると思うから」
シークとナナセの事か。
「そうだね…何か凄くドキドキするよ」