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憧れはシンデレラの王子様なのに私は白雪姫?  作者: 本庄梓
白雪姫と7人の小人と王子と異世界人2人
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「そんなの言わないわよ…つーか言いたくないしね。こっちとしてはまだ挽回出来るし!早く元の姿に戻って貰わないと…この際タラシでも良いかもって思ってる」


「何の事だよ?」


私達の会話が通じてないカインは首を傾げてる


「うるさいわね、私はコイお姉さんとずっと一緒に居たいの」


サーシャちゃん


「私は女だから、無理だからさ…シークも顔だけは良いしね。これじゃまるで自分もソコソコだって言っちゃってるけどさ。それにアイツならきっと色々感づくと思うから…覚悟してね?」


言われなくてもサーシャちゃんが美人なのは想像出来てるよ?

双子だもんね。



色々って…それって私の気持ちにって事だよね?

そりゃそうだ…こっちに来て1番最初に現代の男子みたいな子だなって思ったし…私の事を良く理解してくれる


「うん……シーク鋭いもんね」


「勘だけは良いのよねぇ」


「うん…凄く良いと思う」


白雪姫の事も『俺達の姫は変わらない』って言ってくれたし


「ふぅん……なんかまだ間に合いそうねぇ」


「え?」


「別にぃ~取りあえず戻ろう」


「なんだよ、いったい…コイ傍から離れるな」



私の手を取ってサーシャちゃんは歩き出すとカインは意味がわからないけど他の男の事考えるなと恥ずかしくも無さげに言ってくる


家の中に入ると皆がテーブルに座ってた

勿論、その中に白雪姫は居ない


「サーシャ遅い、だから俺が行くって言ったのに!」


「煩いわね、少しの時間も待てない男はモテないわよ」


「俺はそんなの関係ねーから!」


席に着くとナナセがサーシャを怒ってるけど…いやいや!貴方が来てたらもう大変だと思います…


サーシャちゃんだから空気読んで今も何も無かった様にしてくれてるんだから

見られたのは恥ずかしいけど来てくれたのがサーシャちゃんで良かった!


「…コイお姉さん大丈夫?」


「うん…大丈夫だよ?」


『何が』とかそんな事は言わなくても言われなくても解る

シークは隣で優しく微笑んで言う小さな声で言う


「正直、俺が迎えに行きたかったけどね…只でさえ遅れてるのにさ」



う……やっぱり何か勘づいてるの?


「コイお姉さん、取りあえず白雪姫は暫く此処で住まわせる事になりました」


「うん、サーシャちゃんに聞いたよ…でも岡本さんはきっと直ぐに戻って来るって思うの…シークじゃないけど勘なんだけど」


「どうしてですか?」


イルーナ君の言葉に自分と岡本さんの異世界の移動の時間の違いを説明する

私は消えなかったり、岡本さんは消えたり…異世界の人間だから全員が皆同じとは限らないと思う事。


全員って言ってもまだ岡本さんしか出会って無いけどね。

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