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88『解説:ヨハネの黙示録』(1)

『ヨハネの黙示録』を知ると、最終章が、より解りやすくより愉しくなりますので、またがんばって解釈解説してみます!


ヨハネの黙示録は、『新約聖書』唯一の預言書であり――

この世界の終末を、壮大なスケールで描いています。

サタンに対するキリストの最終的な勝利によって千年王国・永遠のエデンの到来で幕を閉じます。

そして単なる預言にとどまらず、『旧約聖書』創世記に始まる神との救いの約束が成就し完結するという――

聖書最終回を締め括るにふさわしい書物です。


しかし、旧約・新約をとおしても『黙示録』は――

聖書の中で最もその扱いが議論されていた。

その理由は『黙示録』が難解で、その内容も残酷な描写であるためとか、その内容を勝手に解釈させないため等だと言われています。

またキリスト教徒ではない拙者が一読者として、

『福音書』を読んでから、『ヨハネの黙示録』を読みますと――

福音書のイエスの思想である“隣人愛”とは大幅に異り、

ヨハネの黙示録では天罰による大量殺人の連続という内容て、人々に衝撃と恐怖感をあたえるからとの理由もあったのでは、と拙者は感じている。


実際、9世紀頃まで、ギリシャ正教会では、『ヨハネの黙示録』を「真性に疑問のある書物」であるとされていました。

最終的には中世末期、正教会でも正典に加えられはしたのですが、やはり内容が内容なので、聖書の中で唯一奉神礼で朗読されることのない書となっています。


――ということで、

フロイスも前に上げた理由で、

信長に『ヨハネの黙示録』だけは、今まで伝えていなかったという設定です。

※新章の世界観を感じて頂きやすいように導入部を小説風にしております。


「……」

――織田信長は、フロイスの語る『ヨハネの黙示録』を、真剣な顔で聞いている。


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