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267『信長【尾張の大うつけ】伝説の真相』

○何故信長は、父信秀の葬儀で、抹香を投げたのか?


――そう、織田信長少年は、

この日本の支配勢力に対する『いらだち』を感じた。


そう、少年時代信長は仏教への疑問を痛烈に感じたのですが、


……何故そもそも疑問を持ったのか?持てたのか?


という問いの答えを言うと――

父信秀にが亡くなった前々月に、異教徒フランシスコ・ザビエルに会っていたから!となる。


そう、

それは、仏教へのアンチテーゼとしてキリスト教があることを、信長少年はザビエルに会って知ったからなのです。

そうなのです、この国の仏教及び神道視点という旧体制の世界観を信長はキリスト教を知ったことで超越できたからこそ――

仏敵になることを怖れることなく《宗教改革》へ邁進することができたのです。


そして【史実】、信長が信秀の跡を継ぎ天下人となっていく過程での、信長の仏教界への対応、キリスト教界への対応を見ていくと――


つまり仏教界へは苛烈・強権的な対応、キリスト教界へは親睦・融和的な対応を見ていくと――


信秀の跡を次ぐ直前の信長少年がザビエルに会ってキリスト教義に触れたからこそ、

信長はこの時代の常識に捕らわれることなく、

信秀救済を約束しながら失敗した仏僧を懲らしめることを、怖れなかった!

そう、天罰を恐れず仏僧を成敗することができた!


と考えるのも、時系列的にあながち荒唐無稽な話ではないと、読者様も感じて頂けると思います。



「あっ、そういう事か!だから信長は葬儀の時に……」

そう感じてくれた読者様、ありがとうございます!

拙者も今リアルタイムで執筆していて、たった今確信したことですが、


織田信長【尾張の大うつけ】伝説の一番有名な逸話――

『父信秀葬儀での抹香ぶん投げ』事件、その真相は――


信長が大馬鹿者だからした行為……ではもちろん無く、

父信秀が尾張も統一せずに逝ってしまったことに怒ってした行為……でももちろん無く、


信秀救済を約束しながら祈祷に失敗した仏僧300人に対する、しかも葬儀当日もありがたいお経を詠んでいる仏僧たちの中を信長はあえて鷹狩りの格好のまま悪びれもせず遅れてやって来ての、仏前に抹香を投げつけて葬儀をぶち壊すという――

「お前らのことはもう信じん!天罰などくそ食らえ!」という怒りから出た、


――《仏教界への決別》宣言の行為だったのであった。





《次回ダイジェスト》


……ザビエルは感じていた、この日本に着いて初めて……

この剃り上がった円形の頭頂部が、火傷するくらいひりひりする異様な感じ……を。



「ロ、ロヨラ様これですね、この強大なプレッシャーこそ……!」



次回『ついにキリスト教最大の敵、サタン登場!』

――お待たせしました、《小説》編ようやく再開です!

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