255『ザビエル GO to ザ・イースト』
――《ハルマゲドン》――
『ヨハネの黙示録』に載る言葉としては、暗号《666》並び立つ謎の言葉である。
ハルマゲドンは、ヘブライ語でイスラエルにある『メキドの丘』を意味し、そこに諸国の王が集い――
『世界最終戦争』を行うとも言われている。
映画とかだと隕石落下とか有名ですよね。
結局、何が起きるのかは解らないが、全人類のほとんと全てか亡くなり――
そこにキリストが降臨し『最後の審判』を執り行い、心清き者(基本的にキリスト信者)には永遠の生命を、それ以外の者には永遠の死を与えるとされている。
(諸説あり)
――ロヨラは、指揮官としてもう一度ザビエルに指示する!
「そう、一年でも一日であってもハルマゲドンを遅らすのです」
「なるほど、ハルマゲドンを遅らせれば遅らせるほど、
『最後の審判』で生き返り、永遠の命を得る者が世界中で増えるということですね」
「その通りです!
さぁ、行くのです東へ東へと!
そしてザビエルさん、もし訪れた東方の布教の地にて、
他を圧倒するようなプレッシャーを感じた時は、気をつけて下さい!
それこそが、我らが敵――サタンです!」
「解りました、私はロヨラ様の命により、
この世界に福音を伝える為に、
東へ東へと布教に邁進していきます!
そしてそれと共に……
――東へ東へと、黒き龍を捜索していきます!」
そしてたどり着いた、世界の終わり……
そう世界の東の果て――極東にて、
彼の者にザビエルは出会うのである。
《次回ダイジェスト》
……ザビエルは感じていた、この日本に着いて初めて……
この剃り上がった円形の頭頂部が、火傷するくらいひりひりする異様な感じ……を。
「ロ、ロヨラ様これですね、この強大なプレッシャーこそ……!」




