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220『もっとも本能寺の真相に近い?【家康暗殺説】への反論』

――かりに、

『本城惣右衛門覚書』が、《真実》を語っていたとしよう。


しかし、これが本能寺での信長による『家康暗殺』失敗説が正しい――

となる訳ではない。


そう、信長が、光秀を使って本能寺に家康を誘き寄せて討つ計画を、光秀と家康が利用して、信長を襲撃した。

というこの説で確定となる訳ではないのだ。


そう何故なら、

この文章が、語ってるのは――

あくまで本城惣右衛門が、家康を討ちにいくと信じて襲撃したということだけだからである!

しかもその場所が信長のいる本能寺という認識も全くなくである。


戦国時代の軍隊において、大名首脳部や各武将が作戦の全てを理解してればいいだけなので、ようは雑兵にその真実の目的を語るわけではない。


雑兵たちは、ただ「あっちを攻めろ!」と命令されればあっちを攻めるだけである。


つまり、ここでの文章の《真実》とは――

光秀が信長の命を奪いたいが、

雑兵には「家康」を討つと思わせて、本能寺に襲撃させたという事実だけである。


――そう、そうなのだ!


光秀の《本能寺の変》の動機が――

信長による『家康暗殺』計画を利用して、「家康を討つ」と雑兵に命じて信長を襲撃させた。

という解釈もできれば――


信長による『福音書』計画の実現の為に、「家康を討つ」と雑兵に命じて信長を襲撃させた。

という解釈もできるのである。


だから、『本城惣右衛門覚書』が本当に真実を書いてあったものであったとしても――

それで、信長によるが『家康暗殺』計画失敗説が、《本能寺の変》の真相になる訳ではないのだ。


――ということで、『【諸説争乱】本能寺の変』で、色々な説を紹介してきたが、結論として――


《本能寺ミステリー》において、どの説も決定打を打ち出せず、これで確定だ!といえる説は、現在のところ存在しないということである。


いや、ある説を除いては……である。


それこそが、『信長による福音書』計画説なのである。

この説は、《本能寺ミステリー》も《戦国乱世終演》の謎も、全て解ける――

唯一無二の説なのである!



――次回、『本能寺の変』全ての諸説が消え去る日――


乞う、ご期待!

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