217『【諸説争乱】本能寺の変』〈2〉
【別人単独主犯存在説】
※光秀は『本能寺の変』に全く関わっていない説
○羽柴秀吉主犯・秀吉隠密部隊実行犯説
秀吉の隠密部隊といわれる『川並衆』を使い、光秀軍に変装させて本能寺を襲撃させて、光秀の仕業に偽装した、等。
○斎藤利三実行犯説
「婚戚の長宗我部を信長に討たせる訳にはいかぬ」
と勝手に家老の利三が明智軍を率いて、本能寺襲撃。
○徳川家康主犯・伊賀忍者実行犯説
「いつ信長に殺されるかもわからん。
――服部半蔵、信長を討て!
そして光秀の仕業と偽装せよ!」by家康
【他勢力関与説】
※実行犯は、確定していない。
○近江土豪連合関与説
六角氏等、信長に滅ぼされた者たちの復讐説。
○長宗我部元親関与説
「四国を信長に渡す訳にはいかぬ!」by元親
○濃姫関与説
これは全く聞いたことないが……
信長の子供はみな正室の濃姫(帰蝶)以外の子なので、
実は幽閉されてた?とかの怨みとか?
実家の斎藤家を潰された怨みとか?
……あっ、こっちはまだありそうな説。
○光秀の妻関与説
光秀の後妻は、伊賀の者だったという説がある。
すると信長に滅ぼされた伊賀忍者の復讐となる。
○羽柴秀吉関与説
結果的に信長の次の《天下人》になっているので、
ありそうな説。
よくいわれますよね、
事件の真相を解明するためには――
その事件で“一番得をした者”を疑え!と。
【黒幕存在説】
○朝廷黒幕説
先の関白近衛前久を中心とする、反信長グループ等。
他の武将、他の勢力と共謀して計画実行。
・信長が、天皇の特権である暦設定権に介入した。
これは西洋人と交流している信長が、西暦を最終的に導入しようと考えていた説があり、興味深い説。
・信長が、天皇を安土に移動させようとした。
安土城本丸御殿は、『信長公記』に、「行幸の間」、「御幸の間」と表記。
・信長は、最終的に天皇家を滅ぼすつもりだろう。
――等の理由であり、
本能寺の変の真相の、有力な説の一つ。
○羽柴秀吉黒幕説
秀吉が主導して、他の勢力と共謀して計画実行。
○足利義昭黒幕説
いまだに名目上将軍職にある義昭が主導して、他の勢力と共謀して計画実行。
○毛利輝元黒幕説
織田軍の秀吉の攻勢が凄すぎて、主君の信長を暗殺することで、秀吉の兵を引かせようと、他の勢力と共謀して計画実行。
○徳川家康黒幕説
いつかは信長に捨てられると思っていた家康が、
先に他の勢力と共謀して計画実行。
○堺商人黒幕説
これも初めて聞くが……
・信長に税を納めなくてはいけなくなった商人たちが、他の勢力と共謀して計画実行とか?
・戦乱が収まると武器の売上が下がるので、信長を殺して戦乱を長引かせたかった『死の商人』説、とか。
○フロイス黒幕説・イエズス会黒幕説
最初はキリスト教に好意的だった信長は、信者にもならず、しかも自ら神になったと宣言までしてしまった。
「神に代わって、信長に天罰を!」byフロイス
○宗教勢力黒幕説
本願寺攻め、比叡山攻め、高野山攻めなど、各宗教勢力には信長を恨む理由がある。
○森蘭丸黒幕説
これも初めて聞くが……
・蘭丸の父も、信長の家臣であったが信長の戦略ミスで討ち死にしたと感じて、その復讐か?
・信長の関心が、蘭丸から他の小姓に移った嫉妬から、とか?
次回、まだまだ続く、諸説乱舞の本能寺の真相――