びゅーてぃふるさたでい
部屋の設備が壊れた。
僕の家は、賃貸である。(ちなみに、家を買うのが正しいのかの答えは今だに持っていない)
そんな人様からの借り物の部屋の設備が壊れた。
正確に言えば、借りた時点から少々取り付けが怪しかったので僕が壊したわけではない。
設備の名は、わからない。ネットで検索しようにも言葉が思いつかない。
部屋の空気を入れ替える設備ではあると思うのだけれど、換気扇というほど大層なものではない。ただ外してしまうとぽっかりと丸い穴が開く。
ここが牢屋であるならば、脱獄当日までセクシーなお姉ちゃんのポスターでも貼って隠しておくような感じだ。
困ったことに、土日は不動産の管理会社は休みらしい。困った僕は、賃貸を紹介してくれた仲介業者に連絡をした。
「あー井上さん、お久しぶりです。どうされました?」
僕は、動揺した。
契約したのは、確かにそんなに前ではない。かと言ってすごい直近でもない。でも、僕のことを覚えていてくれたのである。営業ちっくな感じではない。この雰囲気はとても文章には表しにくいが、明らかに知っている風なのである。
多少の戸惑いはありつつも、僕は状況を説明した。そして、彼は今後のスケジュルールをテキパキと説明して電話を切った。
戸惑ったと書いたが、内心はとても嬉しかった。僕は自分のことを覚えていてくれるという瞬間が一番嬉しい。この言葉に嘘偽りはない。お給料に大量の残業代が支給されていたとしても、いつもより1ヶ月分くらい多いボーナスがもらえたとしても、そんなもので喜ぶことはない。働いたのだから、お金をくれるのは当たり前である。(言い過ぎか)
嬉しいこととはなんだろう。仕事を除くとやはり、人間関係が一番多いと思う。僕らは一人で生きているのではなく、誰かと生きているのだなと実感した1日でした。良き日でした。




