物流
荷物が届かない。
困ったことに注文したネットショッピングの商品が受け取れていない。
大したものを頼んだわけではないけど、到着予定日からだいぶ期間が経過している。
毎日家に帰って時にポストを見ると投函されている不在票。だいたい3日くらい続いている。
不在票を見るたびに僕は思うことがあった。
「僕のマンションには、宅配ボックスがある」
少しだけ自慢させてほしい。
僕の住んでいるマンションには宅配ボックスが常備されている。宅配ボックスを知らない平民の皆様に宅配ボックスというものを説明しよう。
不在の時でも、宅配ボックスに入れてもらうことによって帰宅時に商品をピックアップできるのである。
この文明の利器が、僕のマンションには設置されているのだ。
少しブルジョア感を醸し出してみたが、最近のマンションはだいたい設置されているような気がするし街角にも宅配ボックスは増えている。自慢しておいてあれだが、僕はあまりネットショッピングをしない。したがって、恩恵を受けた回数も数えるほどしかない。
そんなネットショッピングに無縁の僕ではあるが消費税の駆け込み需要もあり、久々にネットで注文をした。
しかし、それが運の尽きだった。
3日前に到着予定の商品が届かなかった理由は、宅配ボックスが空いていなかったからである。
不在票にいつも印字されていた言葉がある。
「宅配ボックスに空きがなかったので持ち帰りました」
この印字を3日目に見た時は、流石に配達員の人の気持ちを考えた。
きっと同じ人が3日間連続で届けにきただろう。
1日目の気持ちはこうだ。
「宅配ボックスがあるから、不在でもなんとかなるか。ポチポチ...あ、宅配ボックスは空いてないか。仕方ない。持ち帰ろう」
2日目。
「流石に、今日は空いている...空いてないのか。仕方ない、また明日だ」
3日目。
「あい、、、てない!ふぉおおおおおおおおおおおおおおおお(ダンボールをポンポンと天井に向かって投げる)」
なんてことはやっていないだろうけれど、流石に同じことが3日も続くとどこか人間はどこかおかしくなるように設計されているような気もする。
もちろん、これはフィクションであり配達員さんはプロである。こんなことは絶対にやっていない。多少の動揺はあったと思うが、僕としては申し訳ない気持ちでいっぱいであった。
話は、戻るが空いていなかった理由は消費税増税の駆け込みでネットでの注文を僕のマンション住民がたくさん行ったからである。
僕はあまのじゃく的な性格の持ち主であり、大衆の行動と真逆を行きたい性格である。
今回ばかりはやってしまった感がある。マンション住民と同じ行動をしてしまった。そして、言いたいこともある。早くピックアップしてほしい。宅配ボックスに空きを作ってほしい。
結局、僕は自転車を飛ばして運送業者の営業所まで行った。
夜も遅いというのに配達員さんや事務員さんが元気に働いていた。
物流の人たちは、もっとお金をもらっていいと思う。経済の血である。物流の人たちへは、お金を払っても僕は絶対にありがとうございますを言いたい。卸売業者に今まで入っていた利益は、物流の人にあげてほしいと思った1日でした。




