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なにがいいたいんだこの文章-51

 会社の帰りによく電車に乗っている。


 「よく乗っている」というが、実際のところ「確実に乗っている」。


 朝の出社の電車は、殺気立っている人たちが多く乗っている。


 学生の頃も電車に乗って通学していた。その時も殺気立った人たち(特にサラリーマン)を見て「怖いなぁ」と思っていた。

 でも、自分がその立場になってみると、イライラしたくなる気持ちもよくわかる気がする。逆にイライラしている大学生を見ていると、なんだかイライラしてくる。イライラはこの世から消えないのである。


 夜の帰宅の電車はどうだろう。


 朝と比べて、ある意味仕上がってる人たちが多く乗っている気がする。僕の帰りは、少し帰宅ラッシュからずれているので、満員電車というのはあまりない。


 それゆえに、乗っている人たちがよく見えるのである。


 そんな状況下の中でよく見るのが、椅子に座って、口を大きく開け、窓ガラスに頭を打ち付けて寝る人である。


 視線は天井に向いている(目はつむっているが)。


 寝てしまうのはわかる。


 そして、うとうとして左右に頭をふるのもなんとなくわかる(左右の人に頭が肩にぶつかってしまうのはさておいて)。


 でも、どうして天井に向かって大きく口を開けるのだろう。仕組みがよくわからない。僕は左右の振り子打法なら経験がある。


 本人は気持ちよく寝ているに違いない。ただ、僕としては心配になる。なんかあったのではないかと。見た目はさておいて、本当になにかあったんじゃないかと思うのだ。


 

 天井に向かって、口を大きく開けて寝ている人のそばで、今度は顎を引いて、目を見開いてスマートフォン画面を見ている人を見かけた。


 顎には、ぜいたくな肉がこれでもかと段をつくり、目は、これでもかと大きく見開いていた。相当ショッキングな画像(または動画)が、液晶画面には映っていたのだろう。


 あの表情は、本当に画になるなぁと感心してしまった。本当に、おもしろい。馬鹿にしているわけではなく、本当におもしろい。羨ましい。きっと持ちネタに違いない。



 いずれにしても、電車内では誰かに見られているのだ。今回は見ている側だったが、きっと見られている側になっているときもある。


 自分の気にいらない前髪をいじっている姿を誰かに見られているかもしれない。


 おしりを痒くてかいている姿も誰かに見られているかもしれない。


 おかしをぽりぽり食べてる姿も見られているかもしれない。


 

 そういう意識はいつまでも忘れないでいたいものである。



 真面目かって。



 今週末から新しいお話。書こう。そうしよう。


 

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