フラれる
私は、同じ人に今まで2回フラれている。
1回目は、学校を卒業する時。
思いを告げたいと思い、その女の子を探していると、親しげな男子が横に立っていた。
私は、そっと身を引いた。
2回目は、学校を卒業してしばらくしてから。
私は、諸般の事情により就職はしていなかった。女の子は、就職をし、それなりに働いていた。
女の子とひさしぶりに会う機会ができた。
女の子とは、友達とも含め和気藹々とお酒を楽しんだ。
そして、もう一人の女の子から衝撃の一言を聞く。
「この子、今、会社内で婚約相手のいる男性と付き合ってるのよ」
私は、そっと身を引いた。
人間というのは、面白いもので過去の過ちを平気で繰り返すものである。
私は、気がつけば彼女のことが好きになっていた(3回目)
私も無事就職をし、それなりに良いお給料をもらうことができるようになっていた。
少なくとも、彼女より多く稼いでいるだろう。
自分にある程度の社会的地位がつき、少しだけ自分に自身がついていた。
そして、幸か不幸か現在彼氏は居ないらしい。千載一遇のチャンスである。
人生をかけて、彼女にアタックしないと後悔すると思った私は、彼女にデートのお誘いをする。
「井上くんは、大切な友達だよ。だから、また今度にしよ」
と、丁重にお断りされる。
そして、私はそっと身を引いた。
しかし、私自身反省すべき点はある。
一度も告白をしていないのである。ゆえに、好きになるのは容易だし、またフラれるのも容易である。
また、恋は盲目であり、普通に考えれば、こんな人と結婚すべきではない。
彼女は、年上の男性について、自己の不倫の経験から、優しくしてくれると勘違いしている。
(不倫相手は優しいに決まっている。結婚相手はまた別である)
また、入れ替わり立ち代り彼氏がいる子はどうだろう。私が記憶する限り、途切れていない。
大人っぽそうに見えても、子供に見える。
大人っぽい服装をして着飾っても、不倫相手から教わった赤ワインをカッコよく飲んでいようとも、お酒に頼る姿は美しくない。年齢を考えればなおさらである。
本当の大人は、厳しいのだ。彼女がそれに気づいて、大人と子供の関係の恋愛から脱却してほしいなと思う。
以上、井上の失恋エッセイであった。
7割ノンフィクション。
今のところ、彼女は良い友達関係である。もし、この文章が見つかったら私はどうなるのだろうか。
しかし、多分前向きに思うはずだ。
「私の文章が、世の中に認知されていたとは」
と。
明日も、人生は続いていきます。




