ネット媒体と紙媒体のコラボの都合の良いコラボはないのだろうか
人間は、「変化を望む人間」と「変化を望まない人間」に分けることができるらしい。
小生は、どちらかといえば変化を望む人間ではあるものの、一方で変化を望まない人間でもある。
生存競争という言葉があるように、社会から望まれないモノは淘汰される憂き目にあう。
大好きだった雑誌も、ネット媒体の発達により紙の発行を辞めてしまった。
小生は、昨今の雑誌媒体の廃刊はとても悲しく思う。
もともと経済誌のような内容の雑誌がネット媒体に移行するのは、単なるニュースサイトになるだけな気がするのである。
雑誌におけるメリットは「興味のない分野のニュースも目に入れてしまうことである」。新聞も同じである。
小生はITテクノロジー系がもっぱら大好きであったが、興味のない分野としては海外の人々が何を考えているかであった。しかし、この雑誌。残念なことにテクノロジーよりも後者の何を考えているかの方が多かった。雑誌を読むことによって興味のない分野のニュースも自然と目を通すようになったのである。
でも、ニュースサイトになったら、きっとタイトルがずらっと並んだサイトになる。そして、自分が気になるタイトルをクリックし、移動したページの内容を読むだけになる。
良い例は、最近の某ポータルサイト。
過去の閲覧履歴に応じて「この人が好みそうなニュース」を勝手にピックアップしてくれる。
小生、あまりにもムラムラとしていた時期があったから、芸能人の不倫やセクシー女優の記事でトップページが溢れた時期があった。
電子版と称した某新聞アプリも、好きなカテゴリーを指定すれば勝手にキュレーションしてくれる。
小生は、決して「本や雑誌は紙で読む感覚が好き」というペーパー至上主義者ではない。電子化万歳派である。
でも、このままいくと人類は自らの想像の中で完結し、「興味のない」という理由だけでチャンスを逃していくのかもしれない。チャンスとは自分の想像していないところから生まれる場合もあるはずである。
なんとか電子媒体と紙媒体が見事なコラボレーションをしてくれないだろうかと思うのである。
三が日から難しいことを考えてしまった小生。
安心してください。
お餅で2キロ太りました(毎年定期である)