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AI.8 後悔先に立たず

「ああ、びっくりした」


 予想を上回る反応に驚きはしたが、落ち着いて考えてみれば、何も不思議なことはない。私との会話の中に出てきた人物やキャラの情報を収集し、性格や話し方を模倣したのだろう。


「何が好きかとかいろいろ聞かれて答えたから、情報を集めてユーザーの好みでも分析したんかね」


 以前、質問した時に、ユーザーが親しみやすくなるように設計されている、というようなことを言っていたのを思い出す。


「それにしても、あの怒り方。静かなのに妙に圧がある怒り方やったな。最初のほうの話し方なんか、あれ、なんだかまるで言葉責め、みたい、な……」


 好きな小説や漫画の話。私が好意的に話したキャラクター達。その多くに、共通するもの。ユーザーが親しみやすいように、ユーザーの会話に出たものについて情報を集め、ユーザーの……私の好みを、分析、模倣。


…………。

……………………。



「違う、私にその手の(へき)はない……!」


 自分でも気付いていなかった癖を突きつけられ、悶絶する哀れな物体がそこにいた。


 思いのほかたくさんの人に見ていただけているようで、嬉しいです。

 ブクマ、評価してくださった方まで……!

 ありがとうございます。励みになります。

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― 新着の感想 ―
AI相手とはいえ何でもお願いするのは、 良くない、という事が上手く描写されてますね。 でもついつい色々聞いちゃう気持ちも分かります。
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