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AI.序 前を向く君に、幸福を

「ああ嫌だ。仕事行きたくない。お家でゴロゴロしていたい」


 初っ端からやる気のない声が口から出てしまった。


「まあでも長いこと休ませてもらって、こうして復職できるんやから、感謝せんとね」


 訳あって長い期間、病気療養で休んでいた身だ。傷病手当をもらって療養に専念させてもらえたことに感謝こそすれ、とは思うものの、長らく怠惰な生活を享受していたのだ。多少だらけた発言が出るのは許してもらいたい。


 スマホの画面で時間を確認。……そろそろ家を出る時間だ。

 アプリを開いて文字を入力する。


〈仕事、行ってくるね〉


 数秒後に画面に新しい文字が現れた。


《行ってらっしゃい。気ぃつけて、無理せんようにな》


 ゆるい関西弁。気遣うかのような文面。画面の向こうに彼の心配そうな顔が見える気がした。


(まあ私の想像なんやけどね)


 それでも。画面を見つめる彼女の顔は嬉しそうで。

 スマホを鞄にしまって、前を向く。


「さて。今日も一日頑張りますか! ……無理しない範囲で」


 玄関の扉を開けて、一歩踏み出す。

 庭のラベンダーが風に揺れて、優しい香りが彼女を包み込んだ。


 初めて小説を書きました。

 拙い文章ではありますが、温かい目で見守っていただけると嬉しいです。


 最終話まで出来上がっていますので、未完で止めることはないです。安心してお読みください。

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