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快晴
前回の夜から一週間後の休みのはじめ
朝日が眩しい
先週のあの夜よりは
(涼しい)
爽やかな風が吹き渡る
田んぼ近くの畦道を通り
大きく背伸びをしてみる
気分がとてもいい
背中がパキパキと音をたて
同時に疲れも消えていくようだった
遠くの山には入道雲がかかり
足元の水路の光は反射する
水田の景色を眺めながらゆっくりと歩を進める
まるで世界に自分一人だけのような気になる
それがとても心地よく
この瞬間こそが私が私であるような気がした
日が上がり傾くまで
こころゆくまで私はゆっくりと
その道を歩いていた
読んでいただいてありがとうございます。