クトゥルフ雑感
ライトノベルの話はひとまず置き、今日はクトゥルフ神話について、
どうでもいい話をしたいと思います。
本業の小説は最近頑張ってますよ。
近々、投稿できると思います。
さて、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトによって創造された、
神話体系がクトゥルフ神話と呼ばれるものです。
どういうものかは知らないなら、読んでみてください。
ラノベ志望の人も無駄にはなりませんよ。たぶん。
かやまはクトゥルフ神話については創元推理文庫を読んだくらいです。
したがって、クトゥルフ神話マニアがこの記事を読んでも面白くないと思います。
でも、言いたいことがあるので書きます。
まず、かやまがクトゥルフ神話をどう思っているか書きます。
かやまはラヴクラフトはリスペクトには値すると思っています。
いずれにしろ、wikiに書かれている意見「三流のポー」だとは思いません。
大体、ポーと比較したら大体の作家は皆三流?になりますよ。
かやまなんかアメーバになっちまう。
アナベル・リー最高です。
まず第一にこの人の書くものには、なぜなら、しっかりとした魅力がありますもの。
それはかやまはなんともいえない不安感だと思います。
これはラヴクラフトがよく悪夢を見たということに関係があるかなと思っています。
ラヴクラフトは海の生物が嫌いだったという逸話があり、
彼の作り出したおぞましい神々はそれらがモデルであったと言われております。この神々たちはなかなか魅力的なキャラクターなんですよね。
今でも、自分も使いたくなるような。
また、漫画家の高橋葉介はクトゥルフ神話のコズミックホラーについて、
規模の大きいものに人間は恐れを抱くと言っていますが、その通りだと思います。
とにかく「インスマウスの陰」とかいろいろな作品を読むけど、
そこにはちょっとは本物が香ります。
カフカほどではありませんがねwwwそうカフカとの比較も間違い。
ラヴクラフトはラヴクラフトです。
そういう意味ではきちんとした研究が必要かもしれません。
なぜ、サブカルチャーの中でリバイバルするのかも含めて。
でもラヴクラフト研究では大学に職を求められんかもなあ。
第二にラヴクラフトは今日の文化に世界的な影響を及ぼしています。
漫画やゲームもそうですが、その影響は今も広がっています。
オーガスト・ダーレスだって出版社「アーカム・ハウス」を設立しなかっただろうし、
レイ・ブラッドベリの単行本が出る事も遅れたでしょう。
ホラー業界だって今日とは大分違ったと思いますよ。
ラヴクラフトは確かにちょっとな部分はあると思います。
でも、それも一つの魅力じゃないかとかやまは思います。
このちょっとな部分が様々なカルチャーとミックスできるところなのではないかと思うのです。
そう、ラヴクラフトは大きな文化の糸の結節点なのだと思います。
そして、それはラヴクラフトを小さく評価する人の本棚へとも知らず知らずと延びていると思うのです。
ラヴクラフトの作り出した悪神の触手のように。