ライトノベルの会話について
今回もライトノベルの話をします。
前回はライトノベルが拡大傾向にあること、
しかし、質はかならずしも上がってないよの話しをしました。
今回はライトノベルにおける会話について少し考えてみたいと思います。
あんまり新しい話は出来ないと思うけど、
会話が大事なんだよなと今一度確認して置きたいなと思いました。
これは多分に自分自身のためであります。
はじめに、何から整理しよう。
そうだ、地の文という所からですね。
地の文と言うのは誰が言い出したか分からん言葉ですね。
地というのは地面ということでしょうか。
もともとの性格の事を地が出るということもあります。
いずれにしろ土台の文という意味かもしれません。
もっとも、特に反論とかはありません。
通用していますし、言葉としてはひっかかりますが、悪い表現ではありません。
そう地の文以外が会話になります。
つまり、小説は地の文(様々な描写と説明)と登場人物の会話によって成り立っています。
小説における会話とはどんなものでしょう。
その前にそもそも会話とは何なんでしょう。
僕はこちらの方が気になります。
現実の会話はを思い浮かべてください。
職場や学校における議論や笑い話はコミュニケーションです。
さあ、すると小説の会話がどんな役割を果たしているか分かります。
そう、その小説のためのキャラクター同士のコミュニケーションが小説における会話なんです。
つまり、その作品世界の中で話されなければならない事が小説の会話なんです。
ポリフォニーすらも小説の中における会話です。
そして、良く言われる会話で話が進むという事がありますが、
これは言い換えると、対話、言葉のキャッチボールで進まないといけない部分が、
小説にはあるということです。そこが基本のだと思います。
そして、そこは大体において小説にとって大切な部分である事が多いような気がします。
例えば、極端な話、重要な部分でヒロインとの対話がないラノベなんてつまらないです。
しかも、会話はキャラを表し、適切な対話は、質問に対する答えという形にすることで、
説明や描写を減らし、地の文を減らす事ができます。まあ、これはさんざん言われてきた事です。
ラノベのようなキャラ小説は会話が肝になります。あと、リズムを作ったり、対話の色がその
ラノベの独特な魅力にもなります。
かやまの小説はここが下手ですけどねwww
逆に言うと地の文で話をいくらでも進めることも可能です。いわゆる一般文芸では、
それでも面白い作品はいくらでもあると思います。
とまとめると、理想的なラノベって、特色を持ち魅力的なキャラたちの会話主体で話を進めて、
地の文では、それをうまく生かすように、巧い描写でつなぐ、
モハメッド・アリじゃないけど、蝶の様に舞い、蜂のように刺すみたいな感じになるんでしょうね。
なるほど、いまこうしてまとめて分かったけど、これはそんなにたやすい事ではないんだなー。
かやまも頑張らねば。