表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/33

反逆

 短めです。

 「そ、そんな……」

「森が……」


 森が、リリアーヌの森が燃えていた。


 「ひ、ひどい……」

「誰がこんな事を……」


 ――動物が焼け死に、人も倒れていた。


 「アイン!!」


 アズキがアインを見つけた。 全身傷だらけで木に寄りかかって意識を失っている。


 「アンネ!!」


 アインの隣にアンネも倒れていた。 ――まだ意識がある。


 「アンネ!!」

「あ……杏か……」

「喋っちゃだめ!! 出血がひどい」

「だ……いじょ……うぶ……きずは……しけ……つした」

「誰にやられたの!?」

「アン……ジェ……リカだ」

「えっ!?」

「急げ……アリ……エルがまだ……」

 そう言ってアリエルは気絶してしまった。


 「アズキはアイン君達をお願い!!」

「分かった。 杏……気をつけてね」

「うん」




 ……アンジェリカとはもう一度話さなければならない。 その事をアズキも分かってくれたのだろう。 ――止めもしなければ、反対もしなかったのだから。


 「ありがとうアズキ」


 私はアンジェリカともう一度話す為に森の奥へ向かった。


☆★☆ ★☆★ ☆★☆ ★☆★ ☆★☆


 「さすがだな、伊達に最新鋭を名乗っている訳ではないようだ」

「アイン様とアンネローゼ様に救っていただいたこの命、お二人を守る為に使わさせていただきます」

 アリエルが右手にガトリングガン、左手にレールガン、背部にミサイルポッドを転送する。


 「貴女を破壊します」


 アリエルがガトリングガンを掃射しながらマルチロック式マイクロミサイルを発射する。

 アンジェリカは『空間湾曲フィールド』を発動し、ガトリングガンの弾やミサイルを弾く。


 「お前に私は倒せん!!」


 レールガンの亜光速に近い弾をビームサーベルで切り裂き、ガトリングガンの弾をビームシールドで防ぎながらアリエルに接近する。


 「それは蓮華!? どうしてアンジェリカさんが!?」

「私は杏だぁぁ!!」


 至近距離からビームライフルを連射する。


 「しまった!?」


 咄嗟に回避したアリエルだったが左腕を吹き飛ばされた。


 「くっ……」


 ガトリングガンで牽制しながら後退する。 それをアンジェリカが追撃する。


 「もらった!!」

「くっ、背部武装パージ」


 被弾したミサイルポッドをパージする。 数秒後にミサイルポッドは爆発した。


 「流石のお前も武器が尽きてきただろう?」

「まだです。 諦めなければ何だって出来ます」

「ならば、絶望を見せてやろう……」


 蓮華に膨大な魔力が注がれ、ビームサーベルが巨大化する。


 「流石はアンジェリカさん、まだ魔力が残っていたのですね……」

「これで終りだ!!」

 ビームサーベルが振り下ろされる。

 アリエルが覚悟を決めたその時!!


 「お、お前は!?」

「話をしましょうアンジェリカさん」



 ――アンジェリカの巨大化ビームサーベルを杏が通常のビームサーベルで受け止めていた。





 ――杏と杏の戦いが始まる――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ