告白
今回は短めです。
パリの街が[ゼウス]に攻撃されている時、私は突然現れたアンジェリカさんに路地裏へ呼び出された。
「アンジェリカさん、緊急時にどうしたんですか!?」
「お前に話がある」
「市民を救助しな――」
「黙って聞け!!」
「は、はい」
今日のアンジェリカはいつもと雰囲気が違った。
「今から言うことを良く聞け」
「は、はい」
「――私はお前だ」
「えっ!?」
それだけ言うとアンジェリカは消えてしまった。
「……どういう事……」
杏はその場から動けなかった……。
「そこに居ては危険ですよ!」
自警団の男性に腕を引っ張られ杏はよろめいた。
「おっと大丈夫ですか?」
自警団の男性が杏を抱き止める。 そして男性と目が合った。
「君は……杏じゃないか」
「もしかして……アルフ君?」
二人は再開した。
異なる世界のパリで……。
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「私はどうしたいんだ?」
アンジェリカは自問自答を繰り返していた。
「私は私に何を伝えたいんだ? あの私には真実を伝えてもいいのか?」
アンジェリカはアンジェリカに問う
「私は私に何が出来るのか?」
……答えは見つからなかった。