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デート大作戦

 エミリアの豆知識


 世界三大珍獣は


オカピ


ジャイアントパンダ


コビトカバ

 「――ごめん、待った?」

「ぜ、全然待ってない!! 私も今来たところだ」

「そ、それじゃあ行こうか」

「あ、ああ」


 アンネローゼとアインはシャンゼリゼ通りを歩き始めた。


 「ア、アイン!!」

「な、何、アンネローゼ!?」

「て、ててててを」

「てを?」

「手を繋いでくれ!!」

「い!? い、いいよ」


 アンネローゼの勢いに圧され、アインは彼女と手を繋いだ。


 (ア、ア、アインがて、てて、手を繋いでくれた。 こ、こんな事は初めてだ)


 「どう……したのア、アンネローゼ?」

「な、何でもない」

「「………………」」

 ――実はアインもアンネローゼも異性に対して免疫は無く、デートどころか家族以外の異性と手を繋いだ事もない。


 「………………」

「………………」

「「…………」」


 ――二人とも普段は普通に話すが、異性として意識すると途端に話す事が出来なくなるのであった。


☆★☆ ★☆★ ☆★☆ ★☆★ ☆★☆


 (う、緊張する。 ア、アンネローゼがこ、こんなに綺麗になるなんて。 こ、こんなに綺麗な人を見れたのは杏さんがキャンセルした……からなのかな?)


 ……実は杏の計画で


1 杏がアインに一緒に買い物してと頼む。


2 杏がドタキャンし、アンネローゼが代わりに行くと伝える。


3 更に綺麗になったアンネローゼにアインが遭遇する。


4 二人は買い物という名のデートをする。


5 キスまで持っていく。


 という計画である。


 ……ちなみに杏も恋愛経験は0である。



 「ア、アンネローゼ」

「な、何だ」


 ここでアンネローゼは杏のあの言葉を思い出した。


「そ、そのふ、服似合うね」

「あ、ありがとうございます」

「ア、アンネローゼ?」

「ど、どうなさいました?」

「ね、熱でもあるの?」

「あ、ありませんわ!」

「なんかふ、雰囲気がち、違うね」

「そ、そうでしょうか」

「きょ、今日のア、アンネローゼはと、とても可憐だよ」

「ア、アイン!!」「何、アンネ――ん!?」


 アンネローゼは覚悟を決め、アインにキスをした。


 「い、今のが私のき、気持ちだ」

「……き、気持ちって?」

「わ、私はお、お前のことが――」

「アンネローゼ覚悟ぉ!!」


 アズキがやけくその妨害を開始した。


 「アンネローゼ危ない!!」


 ――ゴキッという音と共にアンネローゼをかばったアインが壁に叩きつけられた。


 「アイン!!」

「あっ!?」


 ――シャンゼリゼ通りがパニックに包まれた。

 エミリアの他作品(対談シリーズ)を読まないと今回のネタは分からないかも知れません。

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