表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/33

第二部 旅立ち

 第二部です。

 「私を虜にする危険なデザートあんみつ~♪」




 私は今『巴里』にいます。 あの花の都です。 ……ゲーム世界のですけど。




 ――1ヶ月前のエデンの園崩壊時に私はイタクァに襲われましたが、アンジェリカさんのおかげで無事にワープストーンに辿り着く事が出来ました。 そして『転送魔法』で初めてエデンの園に行った時に使ったワープストーンの所へワープしました。 ――そこには私以外にもエデンの園から逃げて来た人々が沢山いました。 ――ですがその中に『アズキ、アイン君、アンネローゼさん、アンジェリカさん』はいませんでした。 ――私は一般市民を誘導してここにやって来たアリエルさんを見つけ、状況について話し合いました。


 「アリエルさん、他の皆さんは?」

「他の皆さんはエデンの園に登録している他のワープストーンのどれかに逃れた様です」

「アズキ達は無事なんですか?」

「……イタクァが現れた際に世界のバランスが壊され、『以心伝心』による長距離通信やワープストーンの行き先選択が不可能になりました。 ――ですがアイン様から全員生存していると『以心伝心』で脱出間際に連絡をいただきました」

「よかった~」

「最後に確認したワープストーンの反応ではアイン様とアンネローゼ様はアジアの何処かに、アズキさんとアンジェリカ様はアメリカの何処かにいらっしゃる可能性が高いです」

「そういえばここってどの辺りだっけ?」

「ここはフランスのブルゴーニュ地方です」


 ――アインに教えて貰ったのだが、この世界は基本的に現実世界と同じ地理らしい。


 「アリエルさん、これからどうしますか?」

「この森はリリアーヌさんの加護がかかっているので他の場所よりは安全な筈です」


 リリアーヌさんは皆に林檎を配っていた。


 「それじゃあしばらくはこの森で生活ですかね」

「そうなりますね」





 ――リリアーヌの森で暮らし始めてから一週間後、アルタイルが手紙を持って来た。 ――内容は


 『僕達は今ロシアにいます。 たぶんそこに皆さんがいると思ったのでアルタイルを送りました。 早急に話をしたいので巴里で合流しませんか?」


と書かれていた。

 ――アルタイルは籠も持っていた。 中にはニャンが入っていた。 私の部屋にいたのをアンネローゼさんが見つけてくれたらしい。


 私は近況を書いた手紙をアルタイルに預けた。 アルタイルは頷くと東の空に向かって物凄いスピードで飛んで行った。


 「どうしますか?」

「最大戦力の私達二人でパリまで無事全員を守りぬけるかは不明です」

「だったら私が行きます」

「それは危険です」

「一人で行った方が被害が少なくてすみます」

「だったら私が行きます」

「アリエルさんは何かあった時の為にここに残ってください」

「ですが」

「私にはアリエルさんが作ってくれた『蓮華』と、アラクネにニャンがいるから大丈夫です」

「……分かりました。 気を付けて下さいね」

「はい」



 ――こうして私はパリに向かって旅をすることになった。

 道中様々な体験をしたが、それはまたの機会に話そうと思う。


 ――そして花の都パリに辿り着いた。

 次回はゲーム世界のパリの街を冒険します。 あれが登場の予定です。


 愛の御旗のもとに

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ