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始まりの森

 エミリア改めシャルロッテ・ツークフォーゲル改めアイン・ギュンターです。

この作品を再び執筆する予定です。

よろしくお願いいたしますなのです♪

 ――私の名前は杏(あんず)

神奈川県に住む(普通の?)高校生です。

趣味はゲームとアニメ観賞。好きな食べ物はあんみつ。それから……はっ!? 話が脱線しちゃいましたね。すみません。

 ある日、私は学校からの帰り道で一人の女の子と出会いました。そしてすぐに仲良くなりました。

そして別れ際にその女の子(名前を訊いてませんでした)から携帯電話程の大きさのおもちゃ(女の子は“タリスマン”と言っていました)と仄かに光る丸い石を貰いました。私はお礼を言って家に帰りました。

 家に帰ってそのおもちゃ――タリスマンをいじっていたらタリスマンが開きました。つまり携帯電話みたいな構造だったんです。中には貰った丸い石がちょうど填まるくらいの穴があったので、貰った石を無くさないようにその穴に填めました。


――すると…………。




 「ここは……どこ?」


さっきまで部屋にいた筈なのに、いつの間にか背の高い草や木が鬱蒼と生い茂る密林のような所に私はいました。


「何でこんな所にいるんだろう……?」


タリスマンに石を填めた。――それが原因なのかな?


「これは夢……だよね?」


――冷たい風が森を吹き抜けていきました――



 凍てつく風が吹き抜ける山脈。そこに二人はいた。一人は黒ずくめの服を着た少年。もう一人は機械仕掛けのドレスを着た女性。


「アイン様、[ターゲット]を確認いたしました」

「ターゲットの位置は?」

「ここより西へ30キロの所にある森の中です」

「森の周囲で複数の呪いが発動してますね……」

「はい。 魔力制限と武装性能制限、スキル制限の呪いがかけられています」

「ということは近くに[アスタロト]がいますね」

「はい。 90パーセントの確率でアスタロトが森の周辺に存在します」

「僕はアスタロトの対処をします。 アリエルさんはイレギュラーの確認及び救出をお願いします」

「了解いたしました。 合流場所は〈エデンの園〉がいいと思われます」

「分かりました。 アリエルさん、気を付けて下さい」

「マスターもお気を付けて」

「マスターはやめてくれませんか?」

「すみません、アイン様。 以後気を付けます」

「それでは行きますか」

「はい、参りましょう」


★彡


 ……気のせいかな……?


……気のせいだよね……?



……絶対気のせい……






「……気のせいじゃない」



やっぱり誰かに見られてる。 ……何か私に対する視線というか殺気みたいな物を感じる。


『タッタッタッ』


耳を澄ませば足音も聞こえる。 姿は見えないけど絶対に何かが私を狙ってる!


「!?」


隠れている物の姿が見えた。 半透明な何かが木の陰にいる!


「ピシャァー!!」


何かが姿を現し飛び掛かってきた。


「きゃあ!!」


 ――何とか直撃は避けられたが、左腕を引っかかれた。 それだけで腕に深い裂傷ができ大量に出血する。 そして左腕の感覚が無くなった。


「うぐっ、あ、あれは――ラプトル!?」


映画や図鑑でしか見たことがない生き物が目の前にいた。 

――群れで行動し、キック力の大きい後肢に大きく鋭い爪を持つ小型の肉食恐竜【ラプトル】に私は囲まれていた。


「恐竜は絶滅したはずじゃ……」


「ガオッ、ガオッ」


1匹が合図した。 今度は群れ全体で私を襲うつもりらしい。


「ピシャァー!!」

「きゃあーー!!」

「ニャアーー!!」


 ――あれ? 今、猫の鳴き声がした気がする。










……あれ? もしかして私生きてる?


目を開けてみる――すると、私を包むように光のドームが形成されていた。


「ニャン!!」


足下の猫(?)がバリア(?)を張って私を守ってくれたみたい。

足下の子は分かりやすく言うと額に紅玉がついたシャム猫のような生き物でとても可愛い。




 ――ラプトル達が飛び掛かってくるけど、バリアは割れない……と思ったんだけど、少しずつヒビが入ってきている。 このままだとバリアは持たない。


「ガオッ、ガオッ」


まずい一気に割る気だ。 私が覚悟を決めた――その時!!


「伏せて下さい」


咄嗟に私は伏せた。


「レールガン転送……発射」


頭上を超高速のプラズマ化した弾丸が飛び、それがラプトルの頭部に直撃、そしてラプトルの頭部は吹き飛んだ。

 恐れたラプトルの群れが退却を始める……だがこれが間違いだった。


「マイクロミサイル転送……射出」


無数のミサイルが空間に出現する――そしてそれらが獲物を求める獅子の如くラプトルに迫る。 そしてラプトルの群れは文字通り跡形も無く消え去った。


 「大丈夫ですか?」

「だ、だい……じょ……うっ」


大量出血の影響と助かった安心感とで力が抜けた私はその場で力尽きて意識を失ってしまった……。

第一話から順番に推敲しています。 よろしくお願いいたします。

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