表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/23

7話 追われてる理由

「人魚の肉を食べた人間は、ほとんど不死の化け物になる。俺みたいに、人の形をして理性を保ってるやつを、調べたいんだろうよ」


あの時の、記憶がぼんやりとしているが、奴ら魔法教会が追いかけてくるのは、十中八九(じっちゅうはっく)そいつが理由だろう


「さっきの炎で、さっきの奴ら燃やせばいいのに」


ユリカさん、わりとヴァイオレンスで怖いもうちょっと穏便に考えられんのかこの人は


「そんな事をしてみろ、今よりももっと人が集まってくるし何より、殺人犯になって普通に警察沙汰になる」


魔法教会は、ただの社会法人の暴力団、合法カルトみたいなところがあるので、普通に警察のほうが、強い権限を持ってる………はずだ。俺もそこら辺はよく知らん


「でさ、この体制きついんだけど」


ユリカを猫を持つときのように横お姫様抱っこみたいにして持っている。確かに、俺もこの体制はきつい物があるかと言って


「持ち替えている暇は、ない!」


ユリカの呆れが顔が見なくともわかるのは、なぜだろうそんなこんなで、森を抜けやっと開けた場所に来たと思ったら、やっぱりというかなんというかそこにはフードの奴が立っていた。


「勇者の一味が見つからないけど、シュツラン、君ってば見捨てられたのかにゃ?」


フード被ってると性別がわからんくなるがこの女は、俺のことを熱心に追いかけているストーカーだ。まぁ俺に興味があるんじゃなくて、不死身に興味があるのだろうが?


「痛いところついてくるな、その通りだ」


ユリカを木の陰に誘導し、そのまま腹のさぐりあいが始まった。どうやら俺が勇者御一行において行かれたのは、奴らにとっては周知の事実らしい


「うぷぷかわいそうに、でもでもニャーといっしょに来たらいつでも一緒にゃよ」


猫のポーズをして、こちらを威嚇している。いつでも一緒と言われても、拘束されて解剖されるのは目に見えている。そんなのは一緒ではなくただの拷問だ。


「悪いが、自分を猫人だと思ってる奴と、関わりたくね―んでな」


そのまま俺は炎を地面に、叩きつけ目くらましをしようとしたが、そこは魔法協会やはりというかなんというか


氷結防御結界(アイスバリアント)、にゃーには少ない火力は通用しないにゃ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ