18話 風の吹くまま
「あんた何で迷わず進めるんすか?」
戦士は、俺にそういった。それもそうだろう分かれ道も全部迷わず突き進んでいる。
「さぁな運がいいんだろう」
そんな中、広い部屋に出た。そしてそよ風が吹いていた
「この部屋には窓がないはず、まずい伏せろ!」
そうすると、刃物めいた風が頭上を通過する
「2度目の奇襲は、通じませんか」
俺はこの風を知っている。これは
「やはりお前か風斬」
森でいきなり現れて、俺を切り刻んだ確か名前は
「シャム……シャム……なんだっけ?」
俺もそこまで記憶力が良い方ではない。わからないものはわからないそういうものだ
「シャムシールだ。というかボケ始めたかな?ご老人」
ご老人?まさかこいつ、俺の本当の年齢を知っているのか?
「ご老人?どういうことっすか?」
まずい感づかれる前に、この場を治めるには……
「戦士、俺はあいつに一度負けている。つまりは相性が悪いだから、お前が戦ってくれ」
これしかない俺がいなくなれば、どうにかなるはず
「了解っす!」
よし!となればここに長居する必要はないな!というわけで俺は、この部屋から外に出るために扉を開け用とした
「なっ!逃がすか風の追跡」
しかしその攻撃は、俺には通じなかった。なぜか?
「この斧は、ウィンドストライカーそして、私は、戦士さぁ頼まれたからには、本気と書いてマジっすよ!」




