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キングバック   作者: 君子な在る虎
醜美鎖国水都 アルファラス ~ハーレム世界の反逆者たち~[Part1.氷結王子エステイト]
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自己紹介の時間だ

エステイトの正体が分かった岩谷たち、これから彼女らと上手くやっていくために重要なこと、それは自己紹介だ。

 キングバック58話「自己紹介の時間だ」



「それはそうと、なんで俺の台所を氷漬けにしたんだ?」

 ゼドの疑問にウィルメリアは答える。


「盗聴対策です」

 ウィルメリアは急に真剣な顔になる。

 急に真剣な顔になっていても部下に抱き着かれた状態だと、どうもシリアスに欠ける。


「……とりあえず、離れて色々と説明をお願いしたいんだが」

「そうですね、じゃあ皆さん、離れましょう」


 ウィルメリアの部下たちは名残惜しい様子で渋々と離れる。


「では皆さん、ここで改めて自己紹介をしましょう。私はウィルメリア・グリットシャーンです。訳があって男装してアルファラスを倒すための仲間を探していました。それじゃあ、皆も挨拶お願いね」


「では私から、ノレド・レイオンだ、ウィルメリア様の剣だ」

 ノレドはさっきとは打って変わって凛とした様子だ。


「筋トレが趣味じゃないんですの?」

 エルフェは少し小馬鹿にした様子でノレドの身体をツンツンする。


「うるさい黙れ、次はお前の番だ」


「はいはい、分かったですの、私はエルフェ・ルシルフィですわ。本当はむさい男にこの美少女のエルフェが自己紹介とか有り得ないんですのよ。でも、今回は仕方なくですわ。喜びなさい!」

 エルフェは男を見下すように挨拶をする。


「気を悪くしたらごめんなさい、この子男の人が苦手で、でも根は悪い子じゃないの」

 すかさず、ウィルメリアはフォローする。


「次はお前だ」

 ノレドがシャルデをツンツンする。


「私はシャルデ……」

 それ以降シャルデは黙ったままだ。


「……いや、それだけか!」

「ごめんなさい、この子ちょっと無口で、あまり追求しないであげてね」


「じゃあ、次は俺たちの自己紹介と行こうか、俺はスティーブ・ロイヤー、ご存じかもしれないが、太陽の国のリーダーだ」


「50点」

 エルフェが突然ぽそりと点数を言う。


「? ……じゃあ次は治頼む」

「ああ、俺は岩谷治だ。スティーブの相棒だ、皆よろしくな!」

 岩谷が元気よく挨拶する。


「20点」

 再びエルフェが点数を言う。


「さっきから、何なんだよ! その点数は!」

 岩谷は怒鳴る。


「初対面の印象ですの。男くさい感じがマイナスですのよ。因みにウィルメリア様は100点ですわ!」

「ですわ! じゃねえ! 人に点を付けるなクソガキ!」


「ギャーギャーうるさいですわ、さらにマイナス5点ですの」

「て、てめぇ」

 岩谷はピキピキと眉間にしわが入る。


「まあまあ、次はクラスチェ頼む」

 スティーブは岩谷を窘めながら、クラスチェに話を振る。


 すると、クラスチェは普段しないような優しい顔、そしてイケメンボイスで挨拶をする。

「月の国出身のクラスチェ・ホワイトです。訳あって今はスティーブさんの手伝いをさせていただいてます。皆さん、未熟な僕ですが、よろしくお願いいたします」


 クラスチェの中性的な顔から繰り出されるイケメンスマイルがエルフェのハートにズキューンとクリティカルヒットする。


「ま、まあ、及第点の70点くらいなら、あ、あげないこともないですわ」

  

 そう言うと、エルフェは照れた様子で顔を隠す。


「ふっ」

 クラスチェはどうだ? と言ったような顔で岩谷を見る。


「て、てめ、猫被りやがって!」

 岩谷はクラスチェのほっぺをつねる。

「なんだと、15点!」

 クラスチェも岩谷のほっぺをつねり返す。


「はあ、この二人は」

 スティーブ呆れた様子で頭を抱える。


「あはは、何だか、私たちそっくりですね」

 ウィルメリアは優しい笑顔でスティーブに笑いかける。


 スティーブはウィルメリアの笑顔に思わずドキッとしてしまう。

「はは、そうだな」

 ーー95点!


 スティーブの心の中で一瞬、ときめきが走る


 そしてその後全員の自己紹介を終える。


「それで? どうして台所を氷漬けにしたんだ?」

 自己紹介を終えた所で、ゼドが再び台所の話を持ち出す。


「ええ、さっきも言いましたが、それは盗聴対策です」

「盗聴対策……」

「ええ、この国では常に私たちの会話が聞かれていることは知っていますね?」

「もちろんだ」

「これはウォーターナイトである私だから知っていることですが、この国全体を盗聴しているのは一人のウォーターナイトです」


「……そうか、盗聴出来る能力を持っていると言うことか」

 スティーブは顔をしかめる。


「はい、名はセイガ、彼女がキングバックの能力によって盗聴をしています」

「それで? それと、台所を氷漬けにしたことと、どう関係があるんだ?」

 岩谷は素直に疑問をぶつける。


「彼女の能力は水の波を利用する能力。流れる水の波から、音を拾い、盗聴しています」

「なるほどなここは水の国、街中には至る所に水路が設けられ、各家には水道も完備されている。道理で筒抜けなわけだ」

 岩谷は納得した表情をする。


「先に彼女を攻略しなければアルファラスに近づくことすら叶わないでしょう」

「なるほど、早速初めの目標が出来たな」

「ああ、セイガを倒してアルファラスの情報網を完全に止める!」


 こうしてセイガを倒すことが俺たちの第一目標となった。


このたびはキングバックを読んでいただきありがとうございます。

ウィルメリアを含む彼女たち4人とは今後もストーリーに絡んでくるキャラクターとなります。

少しでも覚えていって下さい。

次回からは情報網を握る敵、セイガと関わっていく話になります。

今後もお楽しみに!


いつも読んでくださる皆様にお願いがあります。

ブックマーク、評価、感想などよろしくお願いいたします。

作者のやる気が上がり、クオリティがアップすること間違いなしです。

Twitterもやっているのでそちらもよろしくお願いします。

作者名で検索すると出ると思います。

どちらにせよ、次回もお会いできるのを楽しみにしております。

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