プロローグ-3「世界観」
世界感を説明する内容になります。
途中で面倒に感じたら、多少読み飛ばしても難なく続きを読むことが出来ると思います。
プロローグ「世界観」
人類の皆さんこんにちは! 私はローキット・ハイエルン、ごく普通の神様です。
ん? もしかして「何言ってんだこいつ」とか思ってません? 大丈夫です! 岩谷とか言う偏屈男子ほど頭の悪い話をするつもりはありません。
ああさっき神様とか言いましたけど、実際は神様じゃないんですよ。
嘘をついたみたいになりますけど、人間が想像した神という概念が一番伝わりやすいかなって思ってそう名乗っただけです。
だったら私のことは観測者と思ってください。
はい、観測者です。
私は世界を監視する存在で皆さんの人生を監視しています。
もちろん、私は基本的に人間に大きく干渉しません。世界の変化が正常に行われているかどうかを監視しているだけで、基本放置ゲーです。
だから、祈りを捧げられても何もしません。だって私は神ではないのですから。
失礼、話が逸れましたね、本題に入りましょう。
そんな私のなんの変哲もない観測者生活に突然異変が起きたのです。
おっと、その前にここからは設定とか世界観とかの説明になります。
少し長くなるかな? 星マーク付けとくので、めんどくさくなったらそこまで飛ばして下さい。そこで、簡単に終わらせますので。
いいですか? では始めます。
いきなりですが、地球中の様々な時代の人間が突然消えたんです。
歴史に大きく名を残すナポレオンとかが消えたわけではありません。
消えても変えの利く人間ばかりです。
たとえそんな人間がどんな最後を迎えたとしても、それは本人の問題、人間たちの問題です。
しかしこのような事態とても人間の所業ではありません。なればこの問題は私の管轄、私の仕事です。
消えたといっても死んだわけではないのです。
ならば彼らはいったいどこに消えたのか? 私が認知出来ないどこか、つまりこの世界ではない場所。
目星はついています。それは今の世界が生まれる前の世界。
あれ? 「なんだか壮大な話になっているなぁ」 って思ってませんか? 大丈夫、そんなに難しく考えないでください。この辺の世界設定がめんどくさく感じたら軽く読み飛ばして結構です。
それとも星マーク行っときます? え? 読んでくれますか? ありがとうございます。
では次に行きます。
世界は輪廻を繰り返しているのです。
それは人間にとって途方もない年月が経つ頃、宇宙は一つになり、最後には大きな爆発、ビックバンが起きる。
その後、再び新たに世界は創造されていく。
私はたった一つあなたたちのいる世界の周期の監視を任されているのだけなのです。
そして消えた人々は連れていかれたのです、そのビックバンが起きる前の世界に。
私としてはすぐにでも解決したいのですが……なぜだか、私の力が効きにくいようで、正直上手くいってないのが現状です。
ただ向こうもマズイ状況であまりゆっくり出来ません。
あ! 皆さん眠くなっていませんか? ブラウザバックは止めて下さい。お願いします。
いや失礼、これは作者の気持ちでしたね。それでは続きを。
どうやら、彼らは向こうの世界で自らの国を築き、戦わされているのです。
しかもその国は火星とか木星などの惑星を代表しているのです。
今私たちのいる宇宙の中心は太陽ですが、これはビックバンがおきる寸前に惑星間で一番強かったものが次の宇宙の中心になる法則が働くことが原因です。
しかし、何者かによって惑星同士の対決を人間が代表してにやるようにルールを書き換えたみたいで、ほんと、どこの一体、誰でしょうか? まあ、こんなこと出来るのなんて、私の一つ前の先輩くらいでしょうけど……。
そして今、太陽の国が劣勢になっているようなのです。
このままだと太陽が負けて、現在のような太陽が中心の宇宙ではなくなり、今の世界全ての歴史が変わってしまいます。
マジで、なんとかしなければいけません。絶賛焦り中です。脇汗凄いです。
え? 人間じゃないのに脇汗をかくのかって?
たとえですよたとえ。
話しを戻すと謎のプロテクトがかかって私は向こうに行くことが出来ません。
ですが、なんとか人間ひとりくらいなら押し込むことができそうなのです。
はい! ここまで見てくれた皆様ならなんとなく察したはずです。
この向こうの世界に送る人間は彼です。そうさっき自己紹介をしていた岩谷治です。
ええわかります。 「本当にあんな偏屈野郎を送るのか?」とね、私もそう思ったんです、ですが、何故か歴史に関与せず、そして一番今回の事件に適任の人物に検索をかけたら、毎回彼が出てくるのです。
だから今から彼と交渉をしなければなりません。(めんどくさい)
観測者の権限で無理やり従わせてもいいのですが、私そういうのはちょっと趣味じゃないというか、人間でいうところの「かわいそうなのは〇けない」とか、「無理やりはちょっと……」みたいな、よくわからないですがそんなタイプの観測者なのでしっかり了承は得たいのです。
ここまで聞いてくださってありがとうございます。これまでの説明は録画したので、彼への悪口は編集で消して、見せてきます!
あ! この後に星マーク付けておきますね。
☆星マーク☆
ここまで飛んで来た皆さん、この物語を簡単に説明すると、過去にヤバいことが起きて歴史が変わりそうだから、岩谷治って奴に過去に行かせて、そのヤバいのを何とかしてもらおうってお話です。
では本篇、次の回へどうぞ。
このたびはキングバックを読んでいただきありがとうございます。
プロローグは次で最後になりますので、是非読んで下さい。
また、この時点で興味が湧いた方はブックマーク、評価、感想などよろしくお願いいたします。