第18話《驚きサプライズ》
サブタイトルを変更する為、色々考えていたら本日の文がクッッソ短くなってもうた...
この編、もう少し続きます!!
1000文字とかいう過去最低文字数です(殴
俺は幼稚園を出て、エルザとともに箒の魔道具を使っていつものように帰宅する。
「うぉえ・・・やっぱ慣れねぇな・・・」
俺たちは玄関前の広い庭に降りる。庭といっても今は冬の季節、辺り一面雪で覆われていている。
──やべ、今キラキラが出かけた。
気持ち悪すぎて今にも吐きそうだ。おしかするとこの身体は乗り物に酔いやすい体質なのかもしれないな。
こんな所で吐きまいと口を手で押さえながらも、家の周りに漂う何か不快な空気に気付く。
「────ん?」
振り返っても、後ろに付いてきているであろうエルザが居ない。周りを見渡しても人気が無さすぎる。
俺は軽く警戒しながら一歩前に出る。
すると、俺のいる場所から家の玄関扉までの道がろうそくでポツポツと照らされて行く。
「家へ入れって、ことか?」
俺は突然、照らされた道にそって慎重に進んでいき、目の前の扉の前で足を止める。
「よし、開けるぞ・・・」
俺は何が来ても大丈夫なように右手で魔力を練っておく。
──ギギギッ
辺りが静かなためドアを開ける際の音がいつにも増して響く。
俺は真っ暗な玄関を出てその先のリビングへと向かう。
自分の呼吸ですら精密に聞こえてしまうほどの静けさの中、背後から気配を感じる。
「誰だ──ッ!」
俺が振り向くと黒い人型のナニかが俺の眼下まで瞬きよりも速い速度で迫って来た。
──まずい!? 殺られる!?
俺は咄嗟に身を守る為に腕を盾にする。
────パパンッ!
「────へ?」
「「「「シオン! 試験合格おめでとう!!!」」」」
軽い破裂音がした後、辺りに電気がつく。すると周りにはリーエ、メラ、エルザ、ロジックが笑顔でお出迎えをする。
「────へ?」
「ドッキリ大成功、なの・・・ッ!」
まだあまり状況が飲み込めずに口が呆けっぱなしの俺にメラがしてやったりな顔でネタあかしをする。
エルザの右手には魔道具で作られているものなのだろうか前世でのクラッカーのようなものを持っている。
──お〜け、お〜け〜、少しずつ状況が飲み込めて来た。
これは俺が卒業した事でのお祝いとそのサプライズなのだろう。
「はぁ・・・警戒して損した・・・」
「驚いたシオン、結構可愛かったわよ?」
緊張がほぐれて腰が抜けてしまった。
エルザが茶化してくる、恐らくこのサプライズは彼女が計画したものであろう。
そんな事よりもあの道沿いにあったろうそくと、気配消去の魔法を二つ同時に使えるとは本当にうちの母親は規格外だな、それとこんなサプライズの為だけに全力出しすぎではないか?
「まぁ、うん、とりあえず、ありがとう・・・」
普通に祝ってくれればいいのに、そう思いながら苦笑いを返す。
いいかげん部活を週に3日だけにしてほしいよぉ...
次回更新はなるべく早め早めで...といってまた1週間空くんだろうなぁ....もう過労死するのを覚悟して執筆しましょうかな(笑)




