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最強魔術師の息子になりました  作者: 守家 イモリ
児童卒業最終試験 お泊まり会編
16/23

第15話《第2次試験》

お泊り会、大変なことになります。

今日三度目の投稿です。

 

「ねぇ、やっぱり教えてくれないかな? その目の事」

「ん? あぁ・・・」


 俺たちは試験会場から離れて幼稚園内にある食堂へと来ている。

 今なら先生もいないし話しても大丈夫だろう。


「この目はね、えっと。父親の勧めで魔力を使ったんだけどそのせいで障害起こっちゃって変色したんだ」

「えぇ!? そんな事が・・・目、悪くなってない?」

「うん、大丈夫。逆に前よりも目が良くなっている感じがするよ」


 実際本当に視力が上がった気がする。前まで見えにくかった物が見えて、より遠くにもピントを合わせれるようになっている。


 これも魔力が目に混じったお陰だろうか。


「ん、これ美味いね」

「初めて飲んでみたけど美味しい・・・」


 俺は右手に添えられているピンク色の果実ジュースを飲んでいる。前々から興味があった、折角だからと飲んでみると中々に美味しくてグビグビ飲んでしまう。


「それでその〝まどうぐ〟ってどんな感じのだった?」

「魔導具か? あれはそうだな────」

「ちょっと!? 置いていかないでよ!」


 魔導具について話そうと思ったら、頰を膨らませて体操ご立腹なリアが俺たちの話に割り込んで来た。


「ちょっと気分が悪かっただろうから少しそっとしてあげようと思ってね・・・ね?」

「お、おう」


 俺たち2人は今一番関わりたくなかった人に話しかけられてしまい大焦り。死にたくなぁい! 死にたくなぁい!


「ご・・・ごめんなさい」

「──へ?」

「え?」


 あまりに予想してない返答が来て俺とシンは素っ頓狂な声をあげた。


 するとリアは俺たちにじっと見つめられたせいか顔を赤くして


「────ふんッ!」


 そっぽを向いてしまった。素直じゃないところも愛くるしく思えてくる。


「まぁまぁ、折角だし3人で喋ろうよ」

「そうだな」


 俺たちは3人でテーブルを囲んでいつものようにゲームを始めた。


 もしもこの卒業試験に合格すれば飛び級で卒業が可能となる、そうなればこうやって3人で喋ったり遊ぶのも最後になる。この年齢で俺と同等に話せるのはその2人しか居ない。そう思うと少し、寂しいな。


 ◆


 先生は俺、シン、リアそしてその他数名を連れて幼稚園近くの森へと足を運んでいく。


「それでは、第1次試験合格者は私の元に続きなさい」


 ここにいるものは第1次試験合格者のみだ俺とシンは難なく突破したがあんな悲壮感漂うオーラを出していたリアも合格していたとはな。


 俺たちは小さな体をうまく使って森の奥へと進んでいく。少し経つとそこには研究室のような建物が見えた。


 俺たちはその中へと入り銃の魔導具を手渡され何もない広い部屋へと連れていかれる。


 ──何か、嫌な予感がする。


「では皆、そこに腕を固定しなさい」


 俺たちは言われるがままにそれぞれ右腕を固定する金属に腕をはめた。


 ──────ガチンッ


「なぁ────ッ!!!」


 はめた瞬間その金属は突然俺たちの体全体を飲み込み、銃の引き金を引ける人差し指のみが動くように固定された。


 なんだよこれ!?

 こんなの聞いていないぞ!?


 振り向こうにも首すら固定されて身動きが取れない。


「今から貴方達にはある物を打ってもらいます、そして引き金を引き見事銃から魔術弾が発射して、的を射たら第二次試験合格、つまり卒業できます。」


「なんだよそれ!?」

「ほどいてよぉ!」

「おかぁさぁん──ッ!?」


 突然拘束されて一部の人達はパニックに陥っている。


 横目でシンとリアを見ると2人は至って冷静を保っている、流石だ。


「部屋番号NO.52 的を出してください」


 先生が何処かに向かって合図を送る、すると俺たちの銃の照準の先に────


「は?」


『くぅ〜ん』

『グァア──ッ』


 そこには犬系の動物等、魔物以外のいたって害のない動物達が逃げ出さないようにと強固に固定されている。


「皆さん、あれが的です。 さぁ、その引き金を引いてアレを──────────殺せ」





次回 第16話《お泊まり会④》


急展開って......怖いね。


次回投稿は明日にさせていただきます。


ブクマ、レビュー、評価、感想のうち一つでも頂けると関越の極みで御座います。(ください)



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