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一角獣物語  作者: 不二子
1/1

記憶

ずっと心にあった物語です。最後までかけますように。

それは暗いくらい闇だった。



暗くて深い闇。


寒くて狭い檻。


いつまでここにいればいいのだろう。


「醜い姿をさらすな」

「我々は優秀な一族だ。お前のような汚ならしい存在をあのお方が許すものか」

「私たちの頂点にいられるお方。汚れのない白き肌は美しさの証。近寄らないで」

「恐ろしい目をしている。邪気を放っているぞ」



生まれ落ちたときから幾度となく被せられた言葉の針。けどもうここ200年くらい言葉というものを聞いていないな。痛みも悲しみも忘れた頃。



君が現れた。



「あなたは何て美しいの」



初めて言われた肯定の欠片。



僕は君を探しに、君に会いに行く。

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