finding of a nation 96話
お久しぶりです。2年程更新が止まっていたというにまた2か月も更新を止めてしまって申し訳ないです。ちょっとリアルの生活に大きな変化があって対応するのに時間が掛かってしまいました。またペースは落ちるかもしれませんが、なんとか完結目指して書いていこうと思うのでもしよろしければ今後も読み続けてやって下さい。
「い、一体何なんですの……、あの自分で可愛らしいとか言っちゃてるお子様の女の子と据わった目の危なそうな男は……ついでにニワトリも……はっ!。まさか自分の子供をニワトリに突っ突かせていたぶる新手の虐待っ!。いけませんわっ!。あなた方の住む世界では犯罪なってしまうからといってゲームの中でそのような行為を行う等と……。例え現実の肉体は傷つかずとも彼女の心に深い傷が残ることに変わりはありませんのよっ!」
「はっ……何訳の分からないこと言ってやがる……。どこをどう見たらこの腰抜けの女が俺の子供に見えるんだ」
「あら……違いますの……」
「馬鹿が……あれは俺がさっき取り逃がしたと言った男と女のプレイヤーだ。あいつらの関係等知ったことではないがここに来たのは囚われた仲間を救出する為だろう。……当然俺達を倒してな」
「あら、そうなんですの。しかし仲間を助ける為とはいえたった二人で我々のところに乗り込んで来るとは……、まさに飛んで火にいる夏の虫という奴ですわ。わざわざこちらから出向く手間も省けましたしさっき私の言った通りになりましたでしょう、ワンダラ」
「ふっ、いきなり姿を現したことで驚かされていたが確かに考えて見れば無謀にも程がある行動だな。囚われた仲間のことなど見捨てて大人しくこのダンジョンから逃げ帰っておれば良かったものを……。これでは自分から殺してくれと言っているようなものではないか」
突然の塵童とアメリーの登場にゲイルドリヴル達と同じく直接対面していたチャッティル達も驚かされていた。しかし彼女等からしてみれば塵童達の息の根を止める絶好の機会でしかなく、最後にはたった二人の人数で敵が勢揃いしている陣中に自ら乗り込んできたことをあざ笑っていた。確かにいくら塵童達といえど二人の魔族と20人にも及ぶ悪霊達を相手にするのは無謀でしかないと思われるのだが……。
「ほらぁーーっ!、あんたの無茶な行動のせいで敵にだって呆れられちゃってるじゃないっ!。私達二人とドラリスちゃんだけでどうやってあんなに沢山の敵を相手にするっていうのよーっ!」
「うるせぇっ!、そんなのやってみなきゃ分かんねぇだろうがっ!。別に俺達がやられたところで外にはまだ他の連中が待機してるんだからいいから死ぬまで戦えっ!」
「それこそ一度撤退して外の人達に変わって貰った方がいいじゃないですかっ!。私達が探索した情報も渡せるし何より無駄死にしなくて済む……」
「そんな弱気な行動してたらこれからどんな敵と出会っても逃げ出す羽目になるだろうがっ!。それに捕まった仲間を放って行くような真似したら周りからの信用がなくなって二度とこんな作戦に呼ばれなくなっちまうぞ」
「うぅ……私だったら仲間の為にそんな無茶な行動取る奴の方が評価を下げちゃうけど……。(この国の人達は皆義理人情に厚いような暑苦しい人が多いし……。確かに逃げ帰るよりは仲間の為に命を差し出しましたっていう方が良い印象は上がりそうではあるわね……。別にNPCにやられただけじゃちょっとの間ゲームにログインできないだけだしその間久しぶりに現実世界でショッピングでも楽しみましょうか)」
塵童の言葉に駄々を捏ねていたアメリ−だったが心の中で色々と打算的な考えを纏めた結果捕えられた己武士田拳子とレナを救出する為チャッティル達と戦うことを決めたようだ。塵童と違って間違いなく勝ち目がないと考えていたようだが、自分達のすぐ上のバルコニーにゲイルドリヴル達が待機しているとは敵であるチャッティル達を含め知る由もなかった。
「ちょ、ちょっと……。塵童とアメリーったらたった二人であの魔族と大量の悪霊に挑むつもりみたいじゃけぇっ!。いくら自分の腕に自信があるって言ったって無謀過ぎるにも程があるよっ!」
「ああ……、だがこの作戦のメンバーに仲間を置いて逃げ帰るような者達は選抜していない。恐らく二人共無茶は承知の上だ」
「だがその無茶を黙って見ているつもりはないのだろう、ゲイル。塵童達がこの場に現れてくれたおかげで別になっていた者達を探す手間が省けた。これで奴等のパーティと一気に合流が図れるようになったはずだ」
「そうだな、鷹狩。色々と予想外の事態が起きたが塵童達と共に戦えるのならば我々としても心強い。二人が魔族達と戦闘に入り次第今度こそ我々も手筈通り奴等に仕掛けるぞ」
「了解っ!」
チャッティルに続く新たな魔族ワンダラ、そのワンダラに捕えられた己武士田拳子とレナ、そして二人を救出する為にこの場に現れた塵童とアメリーと予想外の事態の連続だったが、結果的にゲイルドリヴル達の目的が一挙にここに集結する形となった。敵の魔族が一人増えたとはいえこちらも塵童とアメリー、更には己武士田拳子とレナも救出後戦闘に加わってもらえばかなりの戦力の増強になるはずだ。心残りのなくなったゲイルドリヴル達は今度こそ攻撃を仕掛けるべく塵童達と魔族達の戦闘が始まるタイミングをジッと窺っていた。
「さあっ!、来なさいっ!。この館に巣食う陰険な悪霊共っ!。あんた達なんかこのアメリーとドラリスちゃんがすぐにこの場から追い払ってあげるわっ!」
“ドケェッ!”
“ラッコッ!”
「な、なんだ……こいつ。気持ち悪いぐらいに急に態度を改めやがって……。まぁ、やる気になったならそれで構わないが……」
「ふっ……ははははははっ!。たった二人とおまけが一匹しかいないくせに何粋がっちゃってるのかしら〜、この小娘とペットのニワトリちゃんわ。私ってああいう男に媚びを売る感じの見た目の女って大っ嫌いなのよね〜。あの小娘の始末は是非私に命じて下さいませ、チャッティル様」
「ほほっ、いいでしょう。一度ワンダラを退けたとはいえあんな残りカスのメンバーにわざわざ私共が繰り出す必要はありません。ここはあなたにお任せしますわ、マフィーラ」
「やりぃっ!、流石チャッティル様は話が分かるお方ですわ。……っというわけでそこの小生意気な女のガキ。さっきは随分と息巻いてようだけど、このゲームはあなたが今までプレイして来たプレイヤーに優しいお子様ゲームとはその難易度と恐ろしさがまるで違うってことをこのマフィーラがたっぷりと教えてあげるから覚悟しなさい」
「うっ……、なんだか年上ぶった偉そうな女が出て来たわ。おまけに見た目の雰囲気からしてお馬鹿な癖に気だけは強い私の苦手なタイプの女かも……」
急に態度を変えてチャッティル達に対して息巻くアメリ−だったが、チャッティルに命じられてマフィーラと言うメイドの悪霊の一人が前に出て来た。マフィーラはボサッと腰の辺りまで伸びた金髪のロングヘアーの女性で、つり上がった目付きと少し荒っぽく威勢のいい口調がその気の強さを物語っていた。所謂レイチェルのような不良少女と言ったイメージだったが、どうやらアメリーの苦手とするタイプの女性らしい。
「しかし人数制限のあるこのダンジョンの攻略ににこんなお子様のプレイヤーを選任するなんてヴァルハラ国のプレイヤーの層もたかが知れてるわね。それとも最初は様子見がてら捨て石の駒を送り込んでるのかしら」
「な、なによ……っ!。さっきから人のことお子様お子様って……っ!。私だって今年かられっきとした高校生なんだからねっ!。去年までならいざ知らずもうお子様なんて呼ばれていい年齢じゃないわっ!。大体あんたはともかくあんた達の他の連中の中にはどう見たって私より年下の見掛けの奴だっているじゃないっ!」
「ちっ……一々うるさいガキね。別に私があんたのことをお子様って言ってるだけでそっちが他の連中をどう思うと関係ないのよ。そんなことより早くあんたもあの私達のご馳走のお仲間に加えてあげるからさっさと掛かって来なさい」
「うっ……。(こっちの言い分なんててんで聞きやしないんだから……。やっぱり私ああいう横柄な女って私大っ嫌いっ!。。普通の男は勿論年上の女性からは可愛がられて同世代の女子からは慕われる、そして後輩の女の子からは憧れの的になるのが私のはずなのに……。この私が超可愛らしい魅力を全力で振りまいたとしても馬鹿にはまるでが分からないときたもんだから困ったもんだわ)」
「きゃぁーー、格好いいわよ、マフィーラっ!。私達の為に更なるご馳走を調達してくれるのねぇーーーっ!。そうと決まればそんなお子様とニワトリと陰気な男なんてとっとやっつけちゃってーーーっ!」
「任せときなさい。まずは小娘の生命エネルギーとついでにペットのニワトリの丸焼きをプレゼントしてあげるわ。……いくわよっ!」
適当に相手を罵り終えるとマフィーラは鋭い目付きを更に尖らせて臨戦態勢に入った。身を屈めて一気にこちらに接近して攻撃を仕掛けてくるつもりのようで、武器となるようなものも手にしておらず武闘家のように素手による肉弾戦を仕掛けてくるつもりのような。当然霊体である為攻撃は全て魔法属性となっているはずだが……。
「うっ……、負けるのも分かってるしどうせなら自棄になって暴れ回ってやろうと思ったけどやっぱり痛い思いはしたくない……。ここは私の代わりに頑張ってっ!、ドラリスちゃんっ!」
“ダダダダダダッ……”
“ドッ……ドケェッ!”
“ラッ……ラッコォッ!”
マフィーラが自身に対して攻撃の体勢を取ったのを見て、アメリーはまたしても先程までの態度を翻して今度は急に弱気になり慌てて塵童の後ろへと逃げ帰って行った。主人の途方もない行動の数々に強気な姿勢を崩さずにいた仲間モンスターのドラリスも流石に困惑を隠せなかったようだ。
「こ、こいつ……。少しはマシになった思えばいきなり自分の仲間モンスターを置いて逃げ帰りやがって……。まだゲームも序盤だってのにこんなのが主人になっちまうなんてあいつの今度のこの世界での人生が思いやられるな」
「さっ!、ドラリスちゃんっ!。遠慮しないでそんな馬鹿メイドの悪霊女ささっと片付けちゃってっ!。大丈夫、あなたの実力ならあんな奴に絶対負けたりしないって私が保証してあげるからっ!」
“ドッ……ドケェッ……”
“ラッ……ラッコォッ……”
「馬鹿が……っ!、これまでの戦闘であいつの物理攻撃が霊体の奴等共に通じてなかったのを見てなかったのか。いいからそんなとこでいつまでも動揺してないでお前も俺の後ろに帰ってこい、ニワトリ。お前の後ろの龍の頭の吐く炎なら多少のダメージは与えられるだろうからこの腰抜けの主人と一緒に遠く離れた後ろから援護だけしてろ」
“ドケェッ!”
“ラッコォッ!”
“ダダダダダダッ……”
塵童に促されてドラリスもアメリーと同じように塵童の背中の後ろへと下がって行った。意気揚々と敵に向かって行ったのも束の間結局逃げ帰る自身が相手をすることになり若干呆れ果ての塵童だったのだが……。
「はぁんっ!、馬鹿なのはお前も一緒じゃねぇかっ!。武闘家のお前こそ私達にダメージを与える手段はないはずだろ。小娘とペットを庇って格好付けてるつもりだろうがだったらお前から血祭りにしてやるよ。……はあぁぁっ!」
“ダッ……”
「ま、待てマフィーラっ!。確かに武闘家だと言ったがそいつは……」
アメリーとドラリスを庇うように立ちはだかる塵童にマフィーラは威勢よく襲い掛かって行った。霊体である為当然足は地面に付いておらず床から10センチ程宙に浮いた状態で少し体を前へ傾け凄まじい勢いで塵童へと差し迫った。塵童が武闘家であるとの情報を得て自身への対抗手段を持ち合わせていないと高を括っていたようだ。そんなマフィーラにワンダラは慌てて何か忠告の言葉を発しようとしたのだが……。
「おらぁぁぁーーーっ!。私自慢のカミソリネイルでズタズタに切り刻んでやるぜっ!」
塵童へと差し迫る最中マフィーラは右手の5本の指を塵童に向かって突き立てると鋭い剃刀の刃のように磨き研がれた禍々しい赤色のつけ爪を出現させた。どうやらその5本のつけ爪で獣のように相手の体を引き裂くつもりらしい。
「ちょ、ちょっと……、取り敢えずあんたの後ろに逃げ込んで来たけどあんな恐ろしい奴を相手にして本当に大丈夫なの……。どう考えても勝ち目がないとはいえあれだけ威勢よくここへ乗り込んだんだからせめて私が逃げ出す時間ぐらいは稼いでよね。あんたの言う通り周りの評価の為に身を投げ出そうとも思ったけどやっぱり痛い思いはしたくないわ」
「………」
「……っ!、こ、このっ!。黙ってないで何とか言いなさいよっ!」
「はぁんっ!。威勢よくここへ乗り込んで来たはいいがどうやらいざ戦闘となるとビビって声も出せねぇみたいだな。これじゃああんまり活きの良い断末魔の悲鳴は聞けそうにねぇがそっちの小娘の番まで我慢するか。……死ねぇぇぇぇーーーっ!」
「ふん……、悪いが只でさえ騒がしくてうっとしいこいつの断末魔なんて俺は聞きたくはねぇな。断末魔なら代わりにお前が上げな。なるべく周りに迷惑を掛けないよう静かにな。……はあぁぁぁっ!」
“シュッ!”
塵童を目前に捕え更に殺意を高めるマフィーラ。そんなマフィーラのもうかぎ爪と呼ぶべきと思えるような鋭く長い5本のつけ爪が塵童に向かって襲い掛かろうとしたのだが、その直前に自身へと迫り来るマフィーラに対し塵童は右手を少し後ろに引いて構えたと思うと一瞬にして相手の体目掛けて拳を突き放ったのだった。動作だけ見るとそれ程力を込めて放たれた拳には思えなかったのだが……。
「馬鹿がっ!。悪霊である私には物理攻撃は通じないと自分で言ってたのを忘……」
“ズドンッ!”
「……っ!。ごっ……、ごほぁっ!。ば、馬鹿な……」
「……っ!、マ、マフィーラぁっ!」
塵童の放った拳は見事にマフィーラの腹部に直撃した。マフィーラはそのまま塵童の目の前で動きを止め、宙に浮いた状態で腹部に手を当て言葉を発する余裕もない様子で苦しみの表情を浮かべていた。その光景を見た後ろの悪霊達も驚きの声を上げていたのだった。
「ば、馬鹿な……。何故武闘家であるはずのこいつの拳が私にダメージを……。ま、まさかっ!」
「………」
“ヒュイィーン……”
「……っ!。こ、今度はなんだ……」
“ビュオォォォーーーンッ!”
「ぐ……ぐわぁぁぁぁぁぁっ!」
ジッと苦しみに堪えていたマフィーラだったが、今度は塵童の拳を受けた今手で抑えている自身の腹部の辺りから何やら風が吹く音が聞こえると共に何かのエネルギーのようなものが集まっているのを感じ取った。一体この違和感はなんだと激痛に苛まれる中でマフィーラは必死に思考を巡らせようとしたのだが、そんな暇もなくその次の瞬間その拳を受けた腹部の個所から急に自身の後ろに向かって爆風が巻き起こりマフィーラの体は塵童へと差し迫った正反対の位置にいるチャッティルとワンダラの背後まで吹っ飛ばされてしまった。この時すでにマフィーラのHPは0になっており爆風に吹き飛ばされた後その場から消滅してしまったのだが、自身の背後の床に叩き付けられ消滅するマフィーラの姿を見てチャッティルとワンダラは驚きと戸惑い、そして部下がやられたことへの怒りの感情の織り交ざったようななんとも言えない表情を浮かべていた。
「い、今のは爆風魔拳……。風属性の魔力により拳を叩き込んだ相手の体の個所から爆風を巻き起こす魔法属性の攻撃……。まさかあの陰険な男は……」
「ああ……、只の武闘家ではなく魔術師の職も経た者がなれる魔闘家の職に就いている者だ。全くいくら俺が武闘家と言ったからといって油断しおって……。この俺を退けた程の男……。そうでなくとももうここへ侵入して来ているプレイヤー達は全てと言って二つ以上の職を経ている者なのだから霊体への対抗手段を持っている可能性ぐらいたやすく考慮できただろう。全くこれだからいくらステータスが高くても低思考のNPCは困る」
どうやら塵童も上級職である魔闘家への転職を済ませており、その為魔法属性を持つ攻撃の拳を放つことができたようだ。ワンダラは油断したマフィーラのことを蔑んだ発言をしていたが、チャッティルは直撃であったとはいえマフィーラ程の相手を一撃で撃破してしまった塵童の実力の方を脅威に感じていたようだ。
「くっ……。ですが油断あったとはいえまさかあのマフィーラが一撃でやられてしまうとは……。やはり一度はあなたを退けただけはありますわね」
「ふん……、まあな。だが今はこちら俺とお前、おまけに大量の部下共がいる。まずは部下共に襲わせ奴が弱った隙をつけば容易に……」
“ヒュイィィィィィィン……バァンッ!”
“シュイィィィィィィン……バァンッ!”
「きゃあぁぁぁぁぁぁっ!」
「うわあぁぁぁぁぁぁっ!」
「……っ!。リーノッ!、マイルドッ!」
「……っ!。今度は一体何……」
「今だっ!。行くぞお前達っ!」
「了解っ!」
「……っ!」
マフィーラがやられチャッティルとワンダラ、そして広間の悪霊達に動揺が広がる中、今度は突如閃光を放つ矢と通常の鏃の付いた矢がクロスを描くように両側のバルコニーから放たれ直後にマイルドという執事とリーノというメイドの断末魔が広間中に響き渡った。どうやら塵童とマフィーラの戦闘が始まったのを見てバルコニーで待機していた不仲とマイが当初予定していた通りの敵に向けてそれぞれ矢を放って来たらしい。これにはなんとか冷静さを保ち塵童達を倒す算段を立てていたチャッティルとワンダラも慌て始めていたのだが、二人が放った矢を合図に今度は共にバルコニーに待機していたゲイルドリヴル達が一斉に攻撃を仕掛けるべく広間の下へと飛び降りて来た。ここまでエリアのボスである魔族を打倒すべく順調に情報を集めて進んで来たゲイルドリヴル達、そして捕えた仲間達と共に不意に登場した塵童とアメリー、そしてドラリスを含めたこのエリアのボス達の戦闘がいよいよ開始されるのであった。




