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白いツバサ 結締姫乃の物語:縁

作者: リィズ・ブランディシュカ
掲載日:2026/04/25



 結締姫乃という少女がいる。


 姫乃は小学生の子供だ。


 普通の感性の女の子だ。


 そんな姫乃はある日、異世界召喚で見知らぬ土地に飛ばされてしまう。


 知らない物ばかりの土地で、当然姫乃は苦労した。


 しかし、彼女は不思議と良い人と巡り合う縁があった。


 彼女はたくさんの人と巡り合い、その多くの人から親切にされた。


 そうして彼女は、気が付けば手厚く保護され、大きな力を手にしていた。


 姫乃は自分がもらった恩を、返したいと思うようになった。


 だから、その世界で困っている人たちのために、懸命に動き続けた。


 たくさんの恩を返したいと思って。


 それだけでなく、単純にその世界の人たちを笑顔にしたいと思って。


 そうして自分の力を使い続けた少女は、知らない間につかれてしまっていた。


 けれど、自分の力で一人でも多くの人が幸せになれるなら、笑顔になれるならと、少女は休む事をしない。


 自分を大切にすることをしない。


 誰かに優しく、親切にして、尽くすこと。


 それこそが自分であるとでもいうように。


 やがて、姫乃は力尽きた。


 体力がつきて倒れてしまった。


 人に割いた多くお時間を自分に使う事ができていれば、そうはならなかっただろう。


 けれど、彼女は後悔などみじんもしなかった。





 そんな少女を復活させたのは縁だ。


 姫乃がこれまでかかわってきた多くの者達が、彼女にまだ生きてほしいと願った。


 それは少女に重荷を背負わせる原因の一つだったが、幸いな事にもなった。


 多くの人たちは姫乃が復活する方法を探して、必要な事をした。


 そして、少しの年月が経った後、少女は再びこの世に生を取り戻す。


 光り輝く蝶々に包まれて。




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