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天界の神々、実はちょっと本気です  作者: よむよみ
第一章

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第四話 精霊のルミエル

私はルミエル。普段は女の子の姿をしているけれど、私は精霊。姿かたちは自在に変化させることができる。

メモリナと同じように、私もルミナスという星を救ってもらって以来、ホープたちの家で一緒に暮らすようになった。


最初は、天界なんて退屈な神々ばかりで、すぐに飽きると思っていたけれど、コンテストや図鑑はとても興味深かった。

特にこの天界の生命図鑑。神様は宇宙全体を観察しているだけあって、見たこともない生命が所狭しと載っている。

個人の主観が詰まった生命コンテストにもワクワクしたけれど、生命が羅列されているこの図鑑は、本当に心が躍る。

気まぐれな精霊の私が、こんなに夢中になったのは、きっとこの本が初めてだと思う。

私は、2階の自室で日向ぼっこしながら、生命図鑑を時間を惜しむように夢中で読み進めている。


1ページに一つ、生命体が載っている。

1ページ読み終えると、一度本を閉じ生命体を想像する。

この生命体は、走るのが得意そう…。天敵は何かしら…。何を食べるのだろう…。

体の形や特徴から、普段の行動、そして生態を予想する。

図鑑にももちろん多少、生態について記載されているが、ごく簡単な説明しか載っていない。

産まれてから亡くなるまでを想像するには、そんな記載では全く足りない。

細かな姿かたちの様子から、想像して生態を組み立てていく。

想像力が、無限に掻き立てられていく…。


想像がまとまり、ふと1階のリビングを見渡してみると、封筒が届いているようだ。

封筒には「宇宙の法則コンテスト開催」と記載されているみたい。


これは、また面白そうなコンテストだ。しばらくは退屈せずに済みそうだ。


「ホープ様、宇宙の法則コンテストが開催されるみたいですよ。」

ミカエルが封筒を見つけ、ホープに話しかける。

「そっか。もう、そんな時期なんだ。楽しみ。ちょっと内容みせて。」


ほら、やっぱりホープはわかりやすい反応をしている。

それに、会話の様子から、定期的に行われるコンテストらしい。

私は、“退屈な天界”という印象を少し改めることにした。


「今回は特別に前夜祭で、今までのコンテストを軽くまとめてくれるんだって。

わぁ~。楽しみすぎる!ねぇ。みんなも行くでしょう?」

ホープが大きな声で皆に問いかける。


「面白そうだね。私はぜひ参加したい。」メモリナが答えた。

ミカエルはもちろん、とでも言いたげに笑顔で頷いている。


そして私は、いつもの子供の姿で、少しとぼけたふりして、二階から大きな声で返事をする。

「私!甘いものがいい!」


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