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天界の神々、実はちょっと本気です  作者: よむよみ
第七章

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第三十九話 新世界

精霊のルミエルが、大人の姿になって、大きくなった私の肩に乗って、話しかけてくる。

「その強大すぎる力、あなたには不要でしょう。私が受け取りましょう。」


ルミエルが問題をだしてきた。

「あなたが、初めて私にかけた言葉は何?」

魔王に勝ち、安心しきっていた私は、不意を突かれ、すぐには答えられなかった。


「正解は、『これからは、お友達ね』よ。私はずっと覚えていましたよ。」

この空間では、納得が答えになるようだった。なぞなぞでなくても、心が動けば成立する。

魔王から受け取ることになって、まだ私の体に定着していない過剰すぎるエネルギーは、この空間の管理者権限と共に、ルミエルに移っていった。


過剰なエネルギーで少しつらそうだったけれど、ルミエルは精霊の威厳を保っている。


「私は、意地悪してばっかりだったけど、嬉しかったし、とても楽しかったよ。

私の精霊としての目的は大きな樹を見つけ、その樹にやどること。

私はこの力で、この空間に住もうと思います。

なんだかここ、懐かしい気がするの。絶対に来たことが無いのにね。

だから私、ここで母にならなくちゃ。

ホープ、今までありがとう。」


ルミエルは優しくそうささやくと、空間の法則を元の宇宙と同じに戻した。


地面が崩れ、明るさも消え、静かに、そしてダイナミックに、暗い宇宙空間になっていく。

もう、いつもの宇宙空間だ。


続けて、ルミエルは手慣れた手つきで作業を進めていく。

エネルギーで星を作り、大きくし、そして緑を生み出す。

どの所作をとっても、優美で優雅で美しかった。


これは、コンテストの時見た光景だ。

幻想的で神秘的な世界…。

私は、感動的な場面に、再び巡り合えた…。


最後にルミエルは、種を植え、大きな樹に育てあげると、姿を消した。

この大きな樹に、ルミエルは宿ることにしたようだ。


「一人では退屈だろう。私も残ることにしよう。

今まで本当にありがとう。私もとても楽しかった。たまには遊びに来て欲しい。」

メモリナも残ることにしたようだ。


「うん、わかった。」

私は、納得することにした。

少し寂しく思ったが、どうしようもない時は、ここに来れば済む話のはずだ。


神々は、この様子にどうすればいいか、まだ戸惑っているようだった。

それに、私が少し注目されているみたい…。


私は観察するのは好きだけど、注目されるのは苦手だ…。

ミカエルと帰ることにした。


その前に、少しだけ、挨拶したい人がいた。


「エクスペリオさん、地上戦に持ち込ませたから、新しい空間での戦いになりました。

それが、勝ちにつながった気がします。ありがとうございました!」


「何をいうか。お主の頑張りで勝てたのじゃ。みんなそう思っておるよ。

天界を代表して伝えさせてもらうよ。ありがとう!」


お礼を言われて、私はとても恥ずかしくなって、少しお辞儀して、すぐにミカエルと家に戻った。


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