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天界の神々、実はちょっと本気です  作者: よむよみ
第七章

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第三十八話 魔王との最終決戦

「なんだ、この馬鹿げた法則は!」

大きな違和感を感じた魔王は、私に向かって攻撃を繰り出した。


でも、私は大丈夫。ダメージを受けることは無い。なぜなら――

ピピピという警告音と共に、機械音声が頭の中に響き渡る。

「この空間では、物理攻撃は無効です。」


想像以上の異常さを感じはじめた魔王は、焦ってさらに攻撃を繰り出した。

が、どれも無情な機械音声とともに無効化されていく。


あまりの不可思議な空間に、魔王は、空間を元に戻そうとしたようだ。

「ルールの変更には、なぞなぞに正解する必要があります。」

再度警告音とともに、ルール変更は無効化された。


さぁ、ここからが本番だ。


ここで負けてしまっては意味がない。

「ヴァルグレア、なぞなぞが必要なようですね。では、私が出しましょう。」


私は、何もない空間とその中に少女を生み出して、魔王に問いかける。

「少女は何もない空間に入っています。何かを壊すにはどうすればいい?」


「そんなの簡単だ。地面を壊せばいい。」

魔王は空間の中の少女を動かし、地面を殴る。

しかし、非力な少女の力では壊れなかったし、何も起きなかった。


もし、落ち着いていたなら魔王は多分、答えられたのだと思う。

でも、魔王は間違えた。破壊の魔王――何かを壊したい衝動に駆られていたのだろう。


「わっっっ!!!!!!!!」

私は唐突に少女と一緒に叫んだ。そして言い放つ。

「私は、今、静寂を壊した。」

この答えに、魔王は納得してしまったようだ。

「ぐがぁぁぁっっ!」

魔王の叫びとともに、魔王の魔力の半分が私に移ってくる。


魔王は焦って、また虚無空間の法則を書き換えようとした。

「ルールの変更には、なぞなぞに正解する必要があります。」

警告音が再び頭の中に響き渡る。


今度は、エクスペリオさんが、なぞなぞを出すようだ。

「どれ、今度は、私がなぞなぞをだしてやろう。

朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足の生き物は何?」


魔王は焦ってしまい、もう答えられない。

「答えは、人間じゃ。天界では有名ななぞなぞじゃよ。」

今度は、魔王の魔力の半分が、若さとなってエクスペリオさんに移っていく。


強大な魔力を持ち、それを空間の法則によって若さに変換していた魔王が、元の姿に戻っていく。


さらに、この様子を見ていた多くの神々も、魔王になぞなぞを出し始めた。

長い間ブラックホールに閉じこもっていた魔王には、難しいようだった。ほとんど答えられていない。

たまに正解を出すが、魔王の力は多くの神々にほぼ均等に振り分けられていった。


私は、ヴァルグレアに敬意をもって、独り言をつぶやいていた。


「鍛え上げられた肉体、蓄えられたエネルギーは素晴らしかった。

きっと、とても厳しい鍛錬を積み重ねてきたんだと思う。

でも、あなたの敗因は、長い間、一人で過ごしたこと。

その間に、私たちは、生命たちとともに、強さだけでなく、すべての可能性を探っていた。

きっとその差で、勝ったんだと思う。」


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