表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

31/54

第30話。滅茶苦茶な姉

 俺のダンジョンが出来た朝。

 怒号と共に目が覚める。


「おいっ! 私の可愛い妹を誘拐したのはわかっている。

 10秒以内に出てこないと、すべてを燃やしつくすぞ」


 玄関の前で、金髪の女性が仁王立ちで両腕を組んでいる。


 すぐにラーちゃんの姉とわかる姿だ。

 年齢は20を少し過ぎたぐらいの見た目だ。


 折角作った家を燃やされては、堪らないので急いで出る。



「俺はここの支配者のゾーマ。 ラーちゃんだけど昨日迷子になってたみたいだか……っっておい!」


 俺が説明しようとすると、ラーちゃんの姉はブレスを貯めている。

 ドラゴンの最大の攻撃は自慢のブレスで、ブレスを吐くときは一瞬のためがある。


 俺の言うことを一切聞く気がない。

 好戦的過ぎるだろ!!



 というか、ラーちゃんに被害が出るとか考えないのか?



 俺は風魔法の初級。

『衝撃波』をラーちゃんの姉に放つ。


 少しでも体勢を崩せればと思ったが……


 凄い威力の『衝撃波』が出た。


 ラーちゃんの姉が遥か後方に飛んでいった……大丈夫か?



「あれ?今お姉ちゃんの声が聞こえた気がする~」



 ピョコンと寝癖をつけた、ラーちゃんが三匹の子犬と一緒に起きてきた。



「ラーちゃん、おはよう。

 顔洗ったらご飯にしよう」


「は~い」



 まあ、大丈夫だろう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ