97 リア女王と結婚について
1年6月6日
僕はステータスを表示してリア女王とアクアに見せる。
どんな反応をするかな。正直少し楽しみ。
「ステータス……?あっ、称号に新神とあるわ!え?どういう意味?」
「言葉の通りだよ。僕、新しく神になったんだ」
「か、神?あなた神になったの……?私と結婚出来なくなった?」
「いや、寿命が無くなったのと神以外の攻撃が通用しなくなっただけで他は基本的に変わらないよ。研修期間として短くて500年。長くて1万年くらいは地上にいても良いみたいだし、僕と結婚してくれたらリア女王は僕の眷属になって寿命も無くなるよ」
「私、寿命が無くなるの?いつまでもあなたといられるの?」
「うん」
「やったー!嬉しいわ。あ、子ども産まれるの?」
「産まれるよ。あ、そうそう。子どもは神の子になるから寿命は種族の寿命プラス500年になるらしいよ。後ステータスもそれなりに高いとか。孫あたりまで血が薄まると寿命やステータスの増加の影響も薄まるらしいけどね」
「わ、私、神の子を産むの?子どもに悪影響とかはないの?」
「無さそうだよ」
「良かった。私、普通の人間だから寿命が短くてみんなより先にお別れすることになるのがどうしようって思っていたの」
「あ、やっぱり皆、将来を考えるのね」
「当たり前よ!」
「そうよ女の子にとってはとても大事な事なの」
「そうなんですね」
「ところでプレゼントがあるんだけど?」
「なぁに!?」
「これカレンダーと言ってね。みての通り年月日が書かれているの」
僕は卓上カレンダーを取り出した。
「な、なるほど…?」
「それでね結婚式の日なんだけど今日が6月の6日でしょ?」
「そうなの?」
「うん、そうなの。このカレンダーに印をつけても良いし好きなように使って今日が何日か忘れないようにしてね?」
「万が一忘れても私、アクアが教えますので大丈夫です」
「心強いね。それで結婚式の日は聖女様との結婚式が7月の3日だから、7月の5日にしたいんだけど可能?」
「可能よ!無理でも準備させるわ」
「うん、どういう形で結婚式をするのかな?」
「広場に国民を集めて大々的にやるつもりよ。国民に円満な結婚だとアピールする意味もあるからね」
「なるほど。それで衣装とウェディングケーキについてなんだけどね……」
僕はウェディングドレスとウェディングケーキの意味について話した。
「分かった。ウェディングケーキはコウイチが用意して。ドレスもお願い。カラードレスは黄色が良いわ」
「うん、了解。黄色を選ぶとは僕のイメージ通りで良いね」
「私に合うかしら」
「合うよ。断言しても良い」
「アクアもそう思います」
「そう?それなら良かったわ」
「今更かつ繰り返しになるけど本当に僕が結婚相手で良いの?『神と結婚するなんて私には無理』と断られるかとも思っていたんだけど」
「あなたが良いの。断るわけないじゃない。最初は泣きついて結婚をお願いしたけど、私これでもあなたの事が好きなのよ」
「いや、言ってなかった気がするけど今は20歳だけど中身32歳のおじさんだよ?32年生きてきて32年間、彼女すらいなかったから複数の女性から『愛している』と言われて困惑しているわけですよ」
「中身32歳ってどういうこと?」
「あ、やっぱりやだ?この世界に来る時に創造神様に20歳まで若返らせてもらったの」
「嫌じゃないわ全然構わないわ。ただどういうことか気になっただけ。私あなたのことが本当に好きなんだから!信じてよ!」
「わ、分かった信じる……女性に年齢を聞くのは駄目だと思って今まで聞いたことがないと思うんだけど何歳?」
「私?私は17歳よ」
「あら、同い年ね私も17歳だわ」
「……確か僕の国では何年か前に違法になった気がする。元は合法だったし異世界だから良いのか?でも犯罪な気もする」
「この世界では普通の事よ。普通は20歳までに結婚できないと焦りだすわね」
「そうね。それが普通だわ」
「ちなみに17歳で神と結婚して老化しなくなった2人の感想は?」
「まずは既に結婚している私から言うわね。最高の気分よ!女の子にとっては一番、旬な時期だもの!」
「私も同感ね。普通の女の子は皆そうなんじゃないかしら?」
「分かる気もする。僕も17歳から20歳くらいが一番、良かった気がするから。徹夜とかしても平気だったし」
「あなた徹夜して何するの?」
「ビデオゲームと言ってね。ゲーム機という機械で色々と遊べたの」
「あまりイメージ出来ないけど徹夜してでも遊ぶほど面白いものなのね」
「そりゃぁもう面白いですよ」
「私もイメージ出来ないけどやってみたいわ」
「いつかこの世界でも出来るようにしたいな」
「あなたがこの世界でやりたいことっていっぱいあるのね」
「うん、いっぱいあるよ。少しでも僕の理想とする世界に近づけたいな」
「私達2人、いや3人か。で応援していきましょう?」
「うん、私も応援していくわ」
「2人ともありがとう。それじゃそろそろ帰ろうか」
「もう帰っちゃうの?」
「ゆっくり過ごすのは結婚してからね。それじゃブリタニア行こう」
「うん!」
そうして僕達はゲートで城に戻った。





