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06 はじめての街

 0年12月28日


 街に近づくにつれて、人の往来が多くなってきた。

 10分程歩いたら街へ入る門にたどり着いた。

 革製の鎧を着て剣を持った二人の男が近付いてくる。門番さんかな?


「見ない顔だな。身分証は持っているか?」


「持っていないです。田舎から来たので街に入るのは初めてなんですが何か許可証のようなものが必要なんでしょうか?」


「どこかのギルドに入っていればギルド証が身分証明になるが、入っていないとなると銀貨5枚の保証金を払ってもらって仮の証書を発行することになる。後日どこかのギルドに入ってギルド証を見せてもらえれば銀貨4枚返金する。銀貨1枚は手数料みたいなもんだ」


「分かりました。それでは銀貨5枚ですね」


「おう、仮の証書だ。無くしたり問題起こしたりするなよー」


「はい!あっところで宿屋はどこにありますか?」


「宿屋ならこの道を真っ直ぐに行けば『銀狼』という名前の宿があるぞ」


「分かりました。ありがとうございました」


 初めての異世界の街だ。中世ヨーロッパ風のキレイな街並みだな。

 ただ、中世ヨーロッパのように窓から汚物を投げ捨てているのを予想していたがそんな事は無さそうなので良かった。

 活気があって良い街だと思う。



 しばらく歩くと狼のマークと「銀狼」と書かれた看板が見えてきた。

 中に入ってみると1階が食堂で2階に部屋があるようだ。


「いらっしゃいませ!宿泊ですか?それとも食事ですか?」


 カウンターにいた10歳程の少女が声をかけてきた。


「宿泊をお願いしたいんですが1泊いくらですか?」


「1泊でしたら前払いで小金貨1枚。食事は2食付です!」


「それでは1泊お願いします」


 小金貨1枚渡し鍵を受け取る。


「2階の一番奥の部屋です」


「分かりました。それではよろしくお願いします」


 部屋に入りふとスマホを見ると13時半頃だった。あれ?つい癖で見たけどこの世界の時間とあってるのかな?


「ナビィ…このスマホの時間ってこの世界の時間とあってるのかな?」


『はい、ピッタリあってます!私が合わせたので!(ドヤァ』


「あっ、あわせてくれてたのね?ありがとう。ところで今後の活動方針はどうしようか?」


『まずは冒険者ギルドに所属してLv100を目標にレベルアップするのが良いと思います。この街にはダンジョンがあるのでそこでレベルを上げて行きましょう』


「よしそれで行こう!まずは冒険者ギルドだな」


 1階に降りて受付の少女に冒険者ギルドの場所を聞いたらこの街の門の近くに剣と盾の看板があると教えてくれた。

 ちなみに少女の名前はレイニーだそうだ。



 しばらく歩くと確かに門のすぐ近くに剣と盾の看板が見えてきた。

 魔物の運搬などがしやすいように門の近くにあるのかな。

 新人だからと絡まれる定番のイベントがあるか戦々恐々としながら、僕は冒険者ギルドの中へと足を踏み入れた。

早く国造り編に入ってチート能力を使いまくりたい…

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