表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

724/899

721 彩花とまつりの誕生日パーティー

 地球:202X年7月23日

 火星:1年2月12日


 夕飯の時間に皆、起きてきてポカーンとしていた。

 皆、僕に「え?どうしたの?」と聞いてきたけど、1人1人に説明するのが面倒だったので「後で教えるね」と答えた。

 そして全員が揃うと僕は発表した。「昨日は彩花とまつりの誕生日でした!忘れていてゴメン!」とね。

 その後の会話……


 彩花「あー!そう言えばそうでしたね。いやぁダンジョン攻略ですっかり忘れていました」


 まつり「あっ昨日、私、誕生日だったんだ。ほら。私、配信のキャラとで2つの誕生日があるから。自分の誕生日、忘れてたね」


 紗也華「光一、よく誕生日を思い出したわね。イブに教えてもらったの?」


 僕「僕が自力で思い出したの!これでも全員分の記念日は頑張って覚えているんだよ?」


 紗也華「マジで?私、悪いけど覚えられる自信はないわ」


 こんな感じで会話をして誕生日パーティーを始めた。まぁ、ただ豪華な料理を食べるだけなんだけどね。

 全員、寿司は大丈夫みたいだし、部下が大量の寿司を買ってきてくれたから助かった。

 そしてなんと完食!そして多数のホールケーキが出てきた。皆で誕生日の歌を歌って誕生日を祝ってからケーキを食べた。

 いやぁ美味しかった!


 その後、皆、昼間寝たから眠れないという話になり、皆はD-Systemで寝た。

 僕と彩花とまつりは僕のベッドで普通に寝た。

 2人も眠れないと言うからお喋りをしていたけど、その内に何故か遊ぶ事になって遊んだ。

 うん。2人は満足すると服も着ないで寝ちゃったから、浄化魔法で2人とベッド、そして自分をキレイにして寝た。

 ……全裸の女の子に挟まれて寝られるか~!



 地球:202X年7月24日

 火星:1年2月13日


(バンバンバンッ!)


「うわぁっ!」


「ひゃぃ!?」


「わぁっ!」


「皆おはよう」


「い…イブ。これは違うんだ!」


 僕は経緯を説明した。


「あー別に良いのよ?何となくそうなるだろうと分かっていたし。怒ってもいないから安心して。私はただ起こしに来ただけ」


「そうなの?本当に怒ってたり呆れてたりしない?」


「しないしない。本当は土曜日だし寝かせてあげても良かったんだけどね。また眠れなくなっても困るだろうし、今日は総理大臣に会う予定も入れちゃったから起こしに来たの。今は13時よ。総理大臣との会談は15時だから安心して」


「え…?13時なの?そりゃやべーわ」


「ヤバいですね」


「うん。ヤバいね」


「皆にどう説明したものか……」


「あーそれなら私から皆に経緯をチャットしておいたから大丈夫よ」


「それ…大丈夫なの?」


「元々、皆、どうせ朝方まで遊んでいたんだろうな~と思っていたから平気よ」


「わ、分かった。なんだか恥ずかしいなぁ。2人とも身体に痛い所とかない?大丈夫?」


「腕を枕にしていたから痛むけどすぐ治るから、まつりは大丈夫」


「私は特に問題ないです」


「そっか。それじゃ準備しよう」


 僕達は服を着替えて1階のレストランに移動した。

 ちなみに着替えている最中、イブは外で待っていてくれた。


「あっ光一、お疲れ様」


「ブリタニア、それから皆もおはよう」


 皆も挨拶してくれた。


「なんだ光一、3人で朝まで遊んでいたのかと思ったわ」


「違うよブリタニア。中々、眠れなかっただけだよ」


「そっか。それじゃ昼食にすると良いわ。私達は先に食べちゃったから」


「うん。そうするよ」


 僕達は雑談をしながら昼食を摂った。そして食休みの雑談も落ち着いた頃……。


「イブ、台風の状況はどう?」


「予測通りね。多分、このまま予測通りだと28日に日本上陸ね。28日の日本上陸までは太平洋沖を進んでいるから、それまでは日本に災害をもたらす事はないと思うわ。そのまま太平洋沖を進んでくれたら良いんだけどね……。こっちに来るのよねぇ」


「災害は予測出来る?」


「大体はね。河川の氾濫と浸水、土砂災害ね」


「そっか……。本当に被害が最小限で済む事を心から願う」


「そうね。気象庁は気象庁で予測結果を発表したけど、我々も予想結果を発表したわ」


「気象庁はどんな感じ?」


「気象庁も台風が大型で非常に強い勢力に発達する可能性があり、東海地方に上陸する可能性が高いとして注意を呼びかけているわ。まぁ気象庁としては今出来る最大限の発表じゃないかしら?」


「分かった。今日は土曜日だけどテレビ放送と配信をしているの?」


「もちろんしているわ。今はニュース番組の時間ね。これ結構、人気のある番組なのよ?」


「そうなの?ニュース番組なのに?」


「時間内に読み間違いや、かまずに言えるかな?ってハラハラドキドキするのが良いらしいわ」


「へ、へぇ~。何か違う気がするけど……まつり先輩はどう思う?」


「推しが可愛ければそれで良いんじゃないかなぁ~?」


「流石は先輩。確かにそうだね。ところでまつり先輩はこの後の首脳会談に行く?」


「あー。私達ハロメンは残念だけど行けないなぁ。皆でコラボ配信をする予定だから」


「そっか。それじゃまた今度ね」


「うん。気をつけて行ってきてね!……まぁ神以外の攻撃は効かないから大丈夫か」


「まつり先輩。それ微妙にフラグじゃない?大丈夫?次期国王と次期女王は対象外だからね!それ!」


「またまた~光一さん。気にし過ぎだって」


「そっか」


「それじゃ光一さん、そろそろ時間よ。行きましょう?今日は首相公邸に行くわ」


「了解。異世界組は皆、行く?……行くみたいだね」


「当たり前でしょ光一。中々、入れる所ではないんだから!」


「いやぁ。まぁブリタニア。僕の国にも一応、似たようなモノならあるよ」


「それとこれとは別よ!」


「はいはーい。良いから行くわよ。準備が良ければ手を挙げて……ありがとう。ゴー!」


 僕達は地上に降りた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ