600 ハミルトンと初音と一緒
1年9月14日
会議室にノックをして入る。
「ただ今戻りました」
「光一くん、お疲れ様」
「光一お兄さん!聞いて!聞いて!」
「聞く、聞く。どったの?」
「最上級までクリアしたよ~!」
「ファッ!?う、嘘でしょ……いや、ゴメン。あまりにも凄すぎて」
「お父さん、本当よ。流石はハミルトンくんよね?優秀だわ」
「初音ちゃん、ありがとう」
「イブ?最上級って超難しい認識で合っている?多分、僕でもクリア出来ないと思うんだけど」
「光一さん、その認識で合っているわ。そうね……私も驚きだわ」
「僕、社畜時代に無料でしかもオンラインで出来るから遊びでタイピング検定の模擬試験を受けてみたけど3級程度だったと思うよ。最上級って多分、1級以上だよね?」
「そ、そうね。私も断言は出来ないけど難易度設定的にはそれくらいにしたと思うわ。それを短時間でクリア……優秀だわ」
「ハミルトンくんは本当に優秀だね。すぐにパソコンを使いこなせるようになりそうだ」
「光一さん、ありがとう!パソコンって面白いね!」
「気に入ってもらえて良かったよ」
「ハミルトン。私は弟が優秀で嬉しいわ。そんなハミルトンにはご褒美をしないとね。風呂場で遊びましょう?」
「お姉様。それはただ単にお姉様が遊びたいだけではないですか?」
「あら?嫌なの?嫌なら別に良いのよ」
「お姉様。嫌とは言っていません」
「それじゃハミルトンもちろん分かっているわよね?よろしくね~」
「はい、お姉様。メイドに声をかけてきます。先に行っていてください!僕の愛しい初音ちゃんも一緒に来て」
「うん!ハミルトンくん大好き!」
ハミルトンくんと初音ちゃんは部屋を出て行った。
「お母様はどうする?」
「もちろん参加するわよ。あなたは今日も夜にゆっくり楽しみましょう?」
「分かった。今日もよろしく頼む」
「それじゃ行こうか」
そうして僕達は会議室を出て風呂場で満足するまでたっぷり楽しんだ。いやぁ今日も最高だ!
「会議室に着いたね。それじゃ入ろう」
僕はノックをして部屋に入る。
「アルバートさんとイブ、のぞみ、お待たせ」
「私は大丈夫だよ」
「光一さん僕達も構わないよ。お疲れ様」
「ハミルトン。パソコンの事をもっと知りたい?」
「はい!もっと学んで理解を深めたいです!」
「お父様とお母様に相談なんだけど、ハミルトンと初音ちゃんを連れ帰って何日か泊まってもらっても良いかしら?ハミルトンは優秀だから色々と教えてあげたいの」
「私は光一くんの所なら安心出来るし構わないよ。次期国王として色々な事を学ぶのも良いことだと思う」
「私も同じ考えよ。むしろ私としてはお願いしたいわね。自由に動ける内にハミルトンに色々な景色をみてもらいたいわ」
「光一も良いかしら?」
「僕は構わないよ」
「ハミルトンはどう?」
「僕からもお願いします!光一お兄さんの働いている所もみたいですし、パソコンの事をもっと知りたいので!」
「僕、見ての通りあまり仕事をしていないし、参考にならないと思うけど」
「そんな事はないはずです!実際、パソコンやシンクライアント等、世界中の国々で色々な活動をされていますし」
「分かったよ。アルバートさんとエイリーンさん。ハミルトンくんをお預かりします。ご安心ください。僕が命をかけてでもハミルトンくんを守りますので、危険はありません」
「うん。私は先程も言った通り光一くんの所なら安心出来る。国自体、治安も良いし光一くんには優秀な部下がいるからね。ハミルトンが満足するまで何日でも構わないよ」
「光一さん、私も心配はしていませんよ。私としても何日でも大丈夫です。お世話をおかけしますがよろしくお願いしますね」
「はい!お任せください!ハミルトンくんと初音ちゃんよろしくね」
「光一お兄さん、こちらこそよろしくお願いします!」
「お父さん、よろしくね」
「それじゃ僕は準備してきます!初音ちゃんも行こうか」
「うん!一緒に準備しようね!」
ハミルトンくんと初音ちゃんは部屋を出ていった。相変わらず仲良いなぁ。
「フフッ。ブリタニアの事だから何か考えがあるのだろう?大和王国の技術で表に出せないモノをみせるとか」
「流石はお父様ね。表に出せないというよりも、この世界の人はまだその段階ではないのよ。光一が今回、パソコン等を普及させようとしているのは、この世界の人々をその段階まで進ませる為。あまり急激に物事を進めると混乱が生じるから。でもハミルトンは優秀だから私は問題ないと判断したの」
「そうか。本当は次期国王として国内の視察とか色々とさせたい所だったんだが、中々出来ないでいたから丁度良い。私も光一くんの所以外なら反対していた。危険性があるからな。しかし、光一くんの所なら安心だ。大和王国で光一くんに喧嘩を売るような愚か者はそうそういないだろうし、仮にいたとしても大和王国の警備態勢なら安心出来る。そもそも魔法が使える環境で光一くんに勝てる者はいないからな」
「そうね。光一は世界で最も敵に回したらいけない。そんな存在だからね。それに光一は魔法が得意。仮に外を出歩くとしても防御魔法で攻撃を無効化するから問題ないわ。それにハミルトン1人守れないようなら、20人まとめて結婚式なんてしない。光一のいた世界から多数のお客様をご招待して、世界各国の王族もご招待するんだもの。屋内とは言え多数の国民もご招待する。警備態勢に自信が無ければそんな事はしないわ」
「そうだね。僕達はドワーフの国での結婚式で要人を守った実績もあるし。まぁ事前に要注意人物は分かっていたけど、犯罪を犯してくれないと現行犯逮捕して処罰出来ないからさ。あえて放置していたんだよね。犠牲者を出さない自信があったからこそそれが出来た。今度やる結婚式は外でやっても良いんだけど、光一さんは国民から大人気だからね。国民が会場に集まりすぎて国民同士でトラブルが発生するのが面倒だし、出来るだけ多くの人に式をみてもらいたいから屋内にしたんだよね」
「フフフッ。結婚式が楽しみだわ。2人とも大丈夫よ。私も心配していないわ。優秀な初音ちゃんもいるんだもの。どうしても様子が気になったら財務大臣等に聞けば教えてくれるだろうし。親としては嬉しいのよ?優秀だと皆に言ってもらえて光一さんの所で色々な事を学ぶのだろうと思うとね。それにハミルトンにとっては色々な事を学ぶのは今の内なんだと思うの。今なら自由に動けるし、それに今は若いからこそ色々な事をすぐに覚えるけど、歳を取ると中々そうはいかなくなると思うのね。親としては息子が更に成長すると思うと嬉しいの。色々な事を教えてあげてね。ブリタニアは『何日か』と言ったけどご迷惑で無ければ私としては1ヶ月以上でも構わないわ。ね?あなた」
「うん。そうだな。私より優秀な息子が更に成長する。親としてはこれほど嬉しい事はないな。1ヶ月以上でも良いだろう。光一くん、迷惑で無ければよろしく頼む」
「迷惑だなんてとんでもないです。大歓迎です。ありがとうございます。お任せください。それだけ長い期間をいただけるのなら色々な景色をみせてあげられると思います」
「おー!そうか。改めてよろしく頼む」
「はい!」
「フフフッ……あなた。久しぶりに2人きりになるわね」
「そ、そうだなぁ。懐かしいな。久しぶりに2人だけの生活を楽しむとするか」
「そうね。私達も私達で2人だけの生活を楽しみましょうね」
「光一くん、帰って来る日の前日に何らかの形で帰って来る事を教えてくれると助かる」
「分かりました。事前にご連絡致します」
僕も人の事をどうこう言えないから深く触れないでおこう。





