28 天使が地上にやってきた!?
1年2月2日
「マスター、おはようございます。起きてください」
「ぅん?うーん、よく寝た(あれ?声をかけられたような気が…)ってナビィ!?」
「おはようございます。マスター」
「おはよう。ナビィ…ぇえ?どうしてナビィがいるの?」
「ここからの作業はマスターの労力や知識の有無の関係で大変だろうとの創造神様の判断で顕現化しました。エイドもいますよ」
「おはようございます。マスター。エイドです!」
「エイドもおはよう」
(美少女に起こしてもらうとか美少女ゲームやアニメでしか見たことない展開なんですが)
「詳しく聞いても良いかな?」
「はい。もちろんです。ですがその前に執務室に移りましょう」
「あぁ、そうだね」
執務室にやってきて紅茶を一杯飲んだら落ち着いてきた。
僕はコーヒーより紅茶の方が好きなんだよね。
「それでは説明を始めてもよろしいでしょうか?」
「うん、よろしくお願いします」
「昨夜、創造神様とエイドと3人で話をしたんです。その時の会話を空間投影した方が話が早いですね。それでは再生しますね」
「光一くんの働き、取り組みはワシの予想以上じゃ。ワシとしては少しテコ入れが出来れば良いと思っていたんじゃがな。それを遥かに上回る働きをしてくれておる。ワシとしては大変嬉しくありがたく思う」
「さすがマスターですね」
「しかし、あの計画を1人で行うのは厳しいと思うんじゃ。光一くんもその自覚は少しはあるのじゃろう。だから高性能AIやヒューマノイドの開発をさせた」
「確かに。ナビィもそう思います」
「エイドとしても地球で色々な事情で実現できていないものを実現しようと理想を追い求める姿は素晴らしいと思いますが…それを1人で行うのは難しいと思います。また、マスターはあくまで元SEです。知識外の事も多数あって当たり前だと思います。具体的には例えば電線などを地中に埋める共同溝や政治的な事についてなどです。また労働という面でもいくら魔力量が多くてもあの範囲を1人で区画整理や道路の敷設を行うのは難しいかと思っておりました」
「そうじゃな。ワシの世界の他の神々も光一くんの行っていることは素晴らしいと評価すると同時に『過労死させるつもりか!』と言ってきおってな。まぁワシも同感ではあるが…地球で遊んでいたお前が言うかと…おっとゲフンゲフン」
「そ、そうなんですか。ははは…」
「というわけでじゃワシが考えた対策として2人に地上に顕現してもらって、光一くんをサポートしてあげてほしい」
「「良いんですか!?」」
「これは地球の神とも話して決定したことじゃ。2人は魔力などのステータスやアイテムボックス、インベントリなどを光一くんと共有。その方が作業が捗るじゃろうからの」
「確かにナビィもそう思います…そうしていただけるとよりサポート出来て助かります」
「それで光一くんにはワシが作った都市開発ゲームをやってもらおうと思う。その方がどこに公園を設置するか、どこに発電所を設置してケーブルはどのように伸ばすか、水道管や下水管をどのように配置するかなどイメージしやすいじゃろう。そしてそれを元に2人がインベントリのクラフト機能で建物などをつくったり、ヒューマノイドを指揮していけば良い」
「なるほど…ナビィとエイドちゃんで指揮する。良いですね」
「ただし、2人だけでは難しいと思う。そこでヒューマノイド。人格を持った自立思考型ロボットを新たな人類としてワシが認める。魔法を使えるようにする。ヒューマノイドと共に計画を進めて行けば良い。ヒューマノイドについては光一くんがアイテムボックスやインベントリの共有を許可すれば共有できるようにする……元々、光一くんはヒューマノイドも人格権を認め共存する社会を作りたいと言っておったし丁度良いじゃろう」
「そうですね。それはとても心強いとナビィは思います」
「話をまとめると。光一くんはゲームをするという形で計画を立案する。ナビィとエイドは光一くんの計画を元に動く。ナビィとエイドはヒューマノイドを指揮し、光一くんの作った計画を実現する。こんな感じにすればどうじゃ?…元々、光一くんは『都市開発シミュレーションゲームのテストプレイ』という形で呼んだが、まさにその通りになったわけじゃな。2人ともよろしく頼む」
「「はい!分かりました!頑張らせていただきます!」」
「という感じです。マスター理解していただけましたか?」
「な、なるほど?それは大変助かる。ヒューマノイドについては人手不足という問題と教員役がいないという両方の問題があったから考えたんだが…まさか新たな人類として認めてもらえるとは思っていなかった。それで僕は何をすれば良いの?」
「昨夜の内に私とエイドちゃんで屋根に太陽光パネルを設置して執務室にコンセントを設置。ゲーミングノートパソコンを用意しましたのでそれで都市開発ゲームをしてください」
「いや、それだけで良いのか?他にやることがあれば…」
「「それだけで良いんです!」」
「あっ、はい」
「マスターは元社畜だった事も要因か働きすぎる傾向にあるんです!部下に頼ることも大事です!」
「はい、気を付けます。じゃぁゲームします。おぉ!懐かしいこのゲーム結構やりこんだんだよなぁ!いや、色々と機能が追加されているな。これは良いわ」
「では私達は昨夜に言っていた発電所の設置と量子コンピュータを設置する場所の建設を始めますね。失礼します。」
「それではエイドも失礼致します」
なるほど発電所には水も必要なのか確かに考えてみればそうだわ。
ゲームだから発電量や消費量なども数値化されて分かりやすくて確かに計画が立てやすい。
そして公園や店の配置などで住民の幸福度が変わるのも目に見えて分かるから良い街の建設がしやすい。
地下鉄は山手線のような環状線と東西、南北でとりあえず良いかな。
マンションだと一軒家より住民の幸福度が下がるがそこは仕方がない。
道幅は主要道路は広めにして自転車専用レーンもつくる。
小中高校は日本の学校と同じような形で、ここと、ここと、ここに配置。
空港は羽田空港と同じ形で、浄水と下水処理はスライムさんを使うようにする。
第1学区の商業区画にゴルフ場を設置して、遊園地は日本のものを参考に。
湖に架ける橋はこのタイプとこのタイプで……
そうして都市開発計画は徐々に進んで行く。
まだまだ書きたいことがいっぱいです。
自分が書いたもので少しでも楽しいと思っていただければ幸いです。





