01 プロローグ
初投稿です。小説の書き方を勉強したわけでもないド素人です。
プロの方から見ると発狂するレベルの駄文だと思いますが、一人でも面白いと思ってもらえる人がいれば幸いです。
よろしくお願い致します。
僕の名前は小鳥遊光一、32歳。現在、午前10時半頃。
僕は今、インターネットで良さそうな求人情報を探している。
情報系の4年制の専門学校を卒業後、IT企業に就職し約9年間SEとして働いていた。
最初はベテラン社員が多く平均年齢の高い20人程の課で、
一人あたりの業務量もそれほど多くなく新人教育をする余裕があった。
しかしベテラン社員が徐々に転職していき約15人まで減少、
おまけに大きな案件が始まり業務量が増加。
皆、24時間勤務やサービス残業をするようになり更に転職者が増加。
新人が入ってきても身体を壊し入院したり診断書を提出したりで戦線離脱。
気付いた頃には僕は課内で入社歴上位5位の古参になっていた。
いわゆるブラック企業化していた訳だが人間関係は良好だし、
仕事のノウハウも身につき好きな仕事でもあったので続けてきた。
小中高と長年剣道をやっていたし自分は身体が丈夫な方だと思っていたが…
流石に30歳にもなると無理があったようで身体を壊し一年間休職し退職した。
まさか快復に一年かかるとは思っていなかった。
そんな経緯があって求人情報をチェックしていると、とある求人サイトからメールが届いた。
『都市開発シミュレーションゲームのテストプレイをしませんか?給与は能力と経験により応相談』
面白そうだと思いすぐに連絡。
「可能なら本日の16時に面接会場に来てほしい」
とのことなので急いで履歴書を書いて久しぶりにスーツを着て面接会場に向かった。
面接会場に到着。扉をノックし部屋に入ると
サンタクロースやとある魔法魔術学校の校長のような白髪と長く白髭を生やした
優しそうなおじいさんに迎えられた。魔法使いが着てそうな服装だ。
「小鳥遊さんじゃな?ワシは上条シンヤじゃ。さっそくじゃが自己紹介をお願いしたい」
「はい、私は小鳥遊光一と申します。よろしくお願い致します。約9年間SEとして働いておりました。趣味はゲームと読書でゲームは主に惑星開拓や都市開発系のゲームをやっています」
「ほう、話に聞いていた通りじゃな。うむうむ、面倒だしもう良いじゃろう」
ん?話に聞いていた通り…?あれ…頭がグラグラしてきt
……ぅん?見慣れない天井…いや、空?真っ暗だ。地面は…白い
「お!気付いたかの?こっちじゃこっち」
上条さんがちゃぶ台に座って手招きしている。
「まぁまずはお茶でも飲んで落ち着くと良い。みかんも食べると良い」
「はぁ…では頂きます」
「どうじゃ?」
「お茶もみかんもとても美味しいです。あの…それよりここはどこですか?」
「天界じゃよ」
「……ということは…私は死んだのですか?死因はなんでしょうか?」
「いやいや、まだ死んでおらんよ」
「ま、まだ?!」
「すまぬ、言い方が悪かったの。生死を彷徨っているわけでなく健康じゃから安心してほしい」
「それでは私はなぜ天界に…?」
「実は君にお願いがあって呼んだんじゃが、その話をする前に権利を読み上げよう。君には拒否権がある。なお、拒否した場合やここでの会話により生前や死後、君の不利になることはない。まぁ強いて言うなら拒否された場合はここでの会話を忘れてもらうことになるだけじゃの。君には質問をする権利があり、ワシはそれに可能な限り答える。理解してもらえたかの?」
まるでミランダ警告みたいだな。
「はい、大丈夫です。ところで失礼ながら上条さんは何者なんですか?」
「おぉすまないの。まだ言っておらんだ。ワシは創造神じゃ!…と言っても地球ではなく別の世界のじゃがの。ちなみに『上条シンヤ』というのは『神の上の神や』と適当に付けた名前じゃ。あぁそうそう口調もそんなに丁寧じゃなくてよいぞ!」
「では失礼して。僕にお願いとはなんですか?魔王や邪神討伐とか宇宙からの脅威と戦うとか僕には厳しいと思います」
「世界が滅ぶとかそういう事はないから大丈夫じゃよ。まずは茶でも飲みながらワシの話を聞いてほしい」