第三章のあらすじ(Part7~16:学園潜入~襲撃発生迄)
このまとめと同時に、『フギンの本棚』に魔法陣の説明を投稿しています(第一章の後ろに掲載)。
もし宜しければ、そちらもご覧ください。
【Part7】
二日後の朝。ハルトはニーナと共に、ソラが通う学園――常明学園へと向かう。
ニーナに学校を抜け出した理由を尋ねると、ソラは休日も学生寮から外に出ない為、授業風景を見る以外に情報を得る手段が無いのだと言う。
と、電車を降りて暫く歩いていると、常明学園から少し離れたトイレにニーナが入っていく。
トイレから現れたニーナは奇天烈な恰好をしており、このまま常明学園に突撃すると宣言。
ハルトも無理矢理付き合わされる事になる。
【Part8】
ニーナの陽動により無事常明学園に潜入したハルトは、ソラのホームルームへと向かう。
教員に注意しつつホームルームに到着し、そのまま窓を溶かして室内に忍び込むハルト。
更に盗聴器まで取り付ける事になり罪悪感を覚えるも、ソラを知る為だと割り切る。
そうしている内にチャイムが鳴り、授業で出ていたソラ達が引き返して来た。
掃除用具入れに身を隠したハルトは、初めて見る異世界での授業に密かな期待を抱くのだった。
【Part9】
授業が始まった直後、ハルトはソラとその友人――サキトのやり取りに思わず身体が動き、音を立ててしまう。
が、ニーナの仕込みを使い誤魔化す事に成功。
授業は、魔法陣を使って発動させる魔術――陣術についてのものだった。
基本となる形でさえ様々なルールがある魔法陣だが、生徒達はつまずく事無く回答して行く。
しかし、ここまでは復習内容。
魔法陣の説明は、より複雑な内容に入る。
【Part10】
魔法陣はヘッダーを読み込む事で、様々な機能が使えるようになる。
最初こそ授業内容を理解出来ていた生徒達だったが、連結魔法陣や機能の組み合わせに入った途端に取り残される者が続出。
教師が問いの答えを描かせようとするも、当てられた生徒は誰も答えられない。
そんな時、教師が前触れも無くソラを指名する。
教師をも上回る精度と速度で魔法陣を描いたソラの姿に、教室に居た全員が驚くのだった。
【Part11】
お昼休みになった途端、騒がしくなる教室。
その中でソラはもう一人の友人――ヒカルと共に弁当を広げ、穏やかなお昼時を送る。
少し話す内にサキトも購買から戻り、持前の魔術の知識で友人を驚かしたり、逆に図星を突かれて顔を紅くしたりするソラ。
友人もでき、楽しげに学園生活を送るソラだが、それを見たハルトは気持ちを曇らせてしまう。
今の妹の居場所は、異世界なのかもしれない。
ハルトの中で、そんな想いが渦巻いていた。
【Part12】
キリの良い所だと判断して帰ろうとするハルトだったが、ニーナの迷惑行為のせいで校内を警官が巡回しており、現状での撤退を断念する。
昼休み明けの五時間目は、運動場での魔術演習。
そこには、ソラと一緒に生徒のサポートをする研修生、シュウの姿もあった。
と、授業が後半に差し掛かった頃、運動場に帽子が運ばれてくる。
帽子を被る生徒達、それに向かい合うソラ。
ソラ vs 学園生徒達の模擬戦が、幕を開ける。
【Part13】
ソラ一人に対して、生徒側は十数人。
圧倒的人数差に心配するハルトだが、ソラはその心配を跳ね除ける程の実力を見せつける。
ただマナの操作が上手いだけでは無い、何かしらの訓練を受けた動き。
運動場での光景を見て、ハルトはそう感じた。
【Part14】
次々と襲い掛かる生徒を上手く躱すソラだが、相手側は人数差を活かした作戦で反撃して来る。
が、それも『共鳴術による魔法の自由操作』という土属性独特のスキルを用いて突破するソラ。
最後の砦として待ち構えていたシュウすらも、ソラに勝つ事は出来なかった。
圧倒的な勝利を収めたソラだが表情は曇っており、その様子にハルトは疑問を抱くのだった。
【Part15】
5時間目終了前、ハルトはトイレに駆け込むが、あろう事かそこでソラと遭遇してしまう。
ソラが心配で学園に来たと打ち明けるハルト。
それに対してソラが口にした事は、結局兄を遠ざける事が出来なかったと言う後悔の念だった。
だがそれを知ってなお、ハルトは引かない。
どんな事があろうと離れないと言い張るハルトの姿に、ついにソラも突き放す事を諦める。
とその時、ドアが不意に開き、ハルトは咄嗟にソラを掃除用具入れに連れ込むのだった。
【Part16】
掃除用具入れで身体を寄せ合うハルトとソラ。
トイレに入って来たのは学園の生徒だった。
そして生徒は、ソラが身に着けていた“男だと思わせるブレスレット”を持ち去ってしまう。
ソラがブレスレットをしていない事に気付いてしまい、余計に意識してしまうハルト。
が、それも生徒がトイレから出る事で終了し、ハルトは不可抗力とは言え鉄拳制裁を受ける。
その後は雑談に花を咲かせていた二人だったが、気付けば上空には暗雲が立ち込めていた。




